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技術練磨ばかりする韓国AI…「AI戦争シーズン2」英独に学べ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
世界的製薬会社が多い英国ではバイオ製薬産業でAIの応用が活発だ。先月19日に訪れたケンブリッジ大学ミルナー製薬研究所では世界的製薬会社とAIを活用した共同研究の最中だった。研究所傘下のAI研究センターを率いるハン・ナムシク教授は「学制間の融合研究の根が深い英国のバイオ製薬学界にAI技術を結合し、人類の難題を解決する物質の開発にスピードを出している」と話した。

英国は国民から遺伝子情報の寄付を受ける「バイオバンク」と全国民の医療情報データのAI技術の融合も狙う。アラン・チューリング研究所のサイモン・リーブ革新ディレクターは「AI技術発展にも英国ならではの強みを生かすことに集中する。研究所はAIと各産業をつなぐ一種の外交官の役割をする」と説明した。英国はまた、経済の80.5%を占めるサービス業、特に法律・金融のような知識サービス産業でAIを組み合わせている。最近人間の弁護士の介入なく契約書の検討から交渉、契約完了までできる世界初の法律補助AIも英国で開発された。ケンブリッジ大学の数学者が創業したスタートアップ、ルミナンスが7日に公開した「AIオートパイロット」だ。

韓国もAI開発だけでなく、核心産業に活用しなければならないという指摘が出ている。統計庁によると、昨年の韓国の国内総生産(GDP)のうち製造業の割合は28%で、伝統製造大国であるドイツの18.5%、日本の20.5%よりも高い。製造業の労働生産性をこれまでロボット自動化とIT技術を活用し着実に引き上げたのに続き生成AIとデジタルツインのような最新AI技術で産業競争力を引き上げなければならない。特に経済協力開発機構(OECD)36カ国のうち27位と低い方であるサービス業の労働生産性改善にAIの潜在力が大きい。


ソウル大学工学部のイ・ジョンドン教授は「韓国のバッテリー・半導体などの大企業はすでにAIを使っているが、中小企業に向けたAIは国が支援しなければならない」と話した。ソウル大学AI研究院のチャン・ビョンタク院長は「ドイツはAI技術高度化に埋没しないで産業用AIを導入し自国の基盤産業を革新しているが、韓国も製造業にAIを活用する戦略が必要だ」と話した。

このためにはAI教育から変わらなければならない。イ教授は「韓国は各産業とAI専門家の間の障壁が高い方だ。AIを独立した学問のように扱っては産業現場にAI能力が入り込みにくく、AIとデータ基盤で思考できるよう学部から学科間の障壁を取り払わなければならない」と助言した。


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