チャットGPT[写真=シャッターストック]
米IT専門メディアのザ・バージなどによると、チャットGPTは米国西部時間でこの日午前6時前に接続障害を起こし90分以上アクセスできない状態となった。ユーザーがウェブサイトにアクセスすると、「チャットGPT過負荷状態」と表示された。
オープンAIはホームページを通じ「午前5時42分から7時16分(米国西部基準)の間にすべてのサービスに影響を及ぼす深刻なエラーを確認した。大規模中断」と明らかにした。
続けて「現在問題を把握して復旧した。サービスは徐々に復旧中」と伝えた。また、追加の問題がないか確認するためにサービスをモニタリングしていると付け加えた。ただ障害が発生した理由などについては具体的に明らかにしなかった。
チャットGPTの大規模障害は昨年11月にサービスが開始されてから初めてだ。チャットGPTはこの数カ月は大きな問題が発生しておらず、サービス開始から1年もたたずにユーザーが1億人を突破するなど最も速く成長するサービスのひとつだとザ・バージは説明した。
今回の接続障害はオープンAIが初めての開発者会議を開催し新たな人工知能(AI)モデルを発表した直後に発生した。
オープンAIは6日に米サンフランシスコで開発者カンファレンスを開き、性能をさらに強化した「GPT-4ターボ」を発表した。また、だれでも自分に合わせたチャットボットを作ることができ、これを売買できるようにする「GPTストア」のサービス計画も明らかにした。
サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は最新AIモデルの機能について「われわれの期待をはるかに上回る」としながらも、「過負荷により短期的にサービスに不安定が発生する可能性が高い」と話した。
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