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挑発用が実戦用に…「イスラエル攻撃のミサイル、北朝鮮製の可能性」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆北ミサイルに目を向けるロシア…韓国軍「状況を捕捉」

別の戦場のウクライナではこうした懸念がすでに現実化する状況だ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が9月にロシアを訪問して以降、活発に行き来する船舶に砲弾など北朝鮮製武器を積載し、短距離弾道ミサイル(SRBM)もここに含まれたと、軍当局は推定している。

軍当局は北朝鮮版イスカンデルと呼ばれるKN-23と北朝鮮版エイタクムスのKN-24、KN-25超大型放射砲など新型戦術武器「3点セット」が列車や航空機で運送された可能性にも注目している。


◆「露イスカンデル、900発のうち残り119発」

軍当局は弾道ミサイルをはじめとする北朝鮮の武器輸出が国連安全保障理事会決議を違反するだけでなく、韓半島の軍事的脅威にも直結すると懸念している。1990年代に中東地域にミサイルを輸出しながら関連技術力を急速に向上させたように、今回もロシアの実戦使用を通じて技術力の検証・補完をする可能性があるからだ。

リュ・ソンヨプ委員は「北の立場ではKN-23・24・25など主力SRBMの実戦能力を検証する機会が必要だった」とし「経済的な利益はもちろん、軍事力強化目的でこの機会を活用する可能性がある」と話した。

一方、ロシアの立場でミサイル不足は至急に解決すべき問題だ。戦争が膠着状態に入り、散発的なミサイル空襲では大きな効果を得られないからだ。ロシアは公式的にミサイル備蓄量と生産量を明らかにしていないが、主要核心施設を大規模空襲するには「物量」不足と分析される。

英国の国防分野のシンクタンク「王立防衛安全保障研究所(RUSI)」の先月の報告書によると、ロシアは昨年、月間約40発のミサイルを生産していたが、現在では月間約100発を生産していると把握されている。在庫減少ペースが生産ペースに追いついているということだ。実際、ウクライナ国防省は昨年11月、ロシアのSRBMイスカンデルを例に挙げながら「保有する900発のうち829発を消耗し、同じ期間に48発の充当にとどまり、119発が残った状態」と明らかにした。


挑発用が実戦用に…「イスラエル攻撃のミサイル、北朝鮮製の可能性」(1)

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