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ヨルダン川西岸地区サプライズ訪問の米ブリンケン長官、アッバス議長との会談は進展なしか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ブリンケン米国務長官

イスラエルの戦争と関連して中東世論戦に突入したブリンケン米国務長官がパレスチナのヨルダン川西岸地区をサプライズ訪問したとロイター通信が5日に報道した。

ロイターによると、ブリンケン長官はこの日ヨルダン川西岸地区のラマラでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会った。ブリンケン長官はこれに先立ちイスラエルとヨルダンを訪問した。当初米国務省が明らかにした歴訪日程にヨルダン川西岸地区はなかったが、この日予告なく訪問した。

しかしブリンケン長官とアッバス議長の会談は1時間に満たず、共同声明も出さなかった。双方とも報道官室を通じて会談結果を短く伝えた。米国務省はブリンケン長官がこの席で「米国はガザ地区に救援物資が伝えられるよう努力し、パレスチナの人たちが強制移住されてはならない点」を言及したと強調した。これに対しパレスチナ側はアッバス議長がブリンケン長官に「即時休戦」を要請し、ガザ地区に救援物資が搬入されなければならない点を強調したと説明した。


これと関連してワシントン・ポストは「双方が公開声明を発表しないことにしたのは論争の余地があるという潜在的シグナル」と指摘した。アラブメディアのアルジャジーラのバーナード・スミス西岸地区特派員も「会談は短く終わった。みんなが知っているようにアッバス議長は休戦を要請したが、ブリンケン長官がこれを拒否した可能性が高い」と伝えた。ロイターはパレスチナメディアWAFAを引用しアッバス議長が最近のイスラエルの難民キャンプ爆撃に言及しながら「こうした犯罪は中断されなければならない」と話したと伝えた。

ブリンケン長官はその後トルコに移動した。これに先立ちブリンケン長官はヨルダンでアラブ首長国連邦、サウジアラビア、ヨルダン、エジプトの外相とパレスチナ解放機構(PLO)事務総長らに会ったが、即時休戦を要求するアラブ諸国との溝を確認した。



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