イスラエル軍がパレスチナのイスラム組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏のガザ地区の自宅を空爆した。

アルジャジーラなどが４日にアル・アクサ・ラジオを引用して報道した内容によると、イスラエルのドローンがこの日ガザ地区にあるハニヤ氏の自宅を攻撃した。アル・アクサ・ラジオはハマスが運営するメディアだ。

攻撃当時ハニヤ氏や彼の家族が建物内にいたのかは定かでないとロイターは伝えた。


ハニヤ氏は中東全域のハマス資産を管理する人物でハマスのナンバー１と呼ばれる。

アルジャジーラによるとハニヤ氏は２０１９年からトルコとカタールを行き来しながら生活するなどガザ地区の外にいる。最近ではカタールで豪華な生活をしているとされている。

イスラエル外務省は「ハニヤ氏の個人資産は数十億ドルに達する」と主張した。米国はハマスとハニヤ氏の資金源を探し制裁するための措置に着手した。

一方、ハニヤ氏は１日の演説で、イスラエルに向け「敗北を隠すためにガザ地区で虐殺を犯した」と非難した。

その上で「われわれが抑留している人質はその代価を命で払うだろう」と警告した。