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イスラエル「トンネル、死の区域になるだろう」 ガザ地下トンネルへの攻撃開始

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

イスラエル軍の主力戦車メルカバ数台が10月29日にガザ地区に近いジキムの海岸へ移動している。[X キャプチャー]

2日(現地時間)、イスラエル軍(IDF)の2回目のガザシティ北側ジャバリア(Jabalia)難民村の空襲によって民間人死傷者が多数発生して国際社会の批判世論が広がっている。

エジプトに通じるラファ国境検問所では2日目であるこの日もガザ地区内の外国人と重傷患者の移動が許され、ここには韓国国籍者5人も含まれた。

AFP通信によると、この日午前3時ごろ、ガザシティで大きな爆発音と共に火炎が確認された。外信が公開した衛星写真を見ると、地区の中央に巨大なくぼみができている。ワシントン・ポスト(WP)は難民村の永久賃貸マンションの少なくとも12カ所が痕跡もなく崩壊したと指摘した。


外信によると、住民はがれきを手でかき分けて建物の下敷きになっているかもしれない生存者を探している。この地域の病院長のAtef Al Kahlout氏は米国CNNに「2回目の空襲以降、少なくとも80体の遺体が運ばれてきた」としながら「ほとんどが女性と子ども」と話した。

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は声明を通じて「イスラエルの難民村空襲に伴う数多くの民間人死亡と破壊規模から見ると、我々は戦争犯罪に該当する攻撃という深刻な懸念を持っている」と明らかにした。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「イスラエルが以前とは違って“グローブをしないで殴る”一方的戦術に転じた」と伝えた。

これに関連してイスラエル軍はこの日まで2日連続でジャバリ地域に空襲を断行したと明らかにした。ハガリ報道官は「陸・海・空合同攻撃でこの地域を攻略した結果、ハマスの最前方防御線を崩壊させた」としながら「対戦車ミサイル部隊指揮官であるムハンマド・アサルも除去した」と主張した。イスラエル軍からも2日まで18人の犠牲者が出た。

2日、タイムズ・オブ・イスラエルはイスラエル軍がガザ地区内にあるハマスのトンネルを破壊するための大規模な作戦を始めたと報じた。ある高位将校は「私たちが統制権を掌握した地域で工兵作戦が始まった」としながら「地下トンネルは死の区域になるだろう」と話した。ハマスはガザ地区の地下に全長300マイル(約483キロ)に達すると推定されるトンネルを構築している。

これに先立って、1日、同メディアによると、ハマスのガジ・ハマド報道官はこの日、レバノンテレビのインタビューで「我々は殉教者の国と呼ばれている」とし、先月と同じ奇襲攻撃を100万回でも繰り返すという抗戦意志を明らかにした。

1日、先月7日開戦以降、初めてラファ検問所を通じて少なくとも361人がエジプトに入国したことに続き、2日、アルジャジーラ放送などによると、ガザ当局は約600人の避難許容名簿を発表した。このうち40代韓国人女性とパレスチナ系夫、子女3人など韓国国籍者5人全員が含まれた。外交部はこの日午前11時15分ごろ、5人が検問所を通じてエジプトに入国したと明らかにした。ガザ地区から避難してきた米国国籍のパティ・アブ・アルハサン博士はロイター通信に「水や食糧、休む所を含めて何もない地獄のような状況」としながら「目を瞬きするたびに死ぬ人々がいた」と話した。エジプト外務省は2日に声明を出し、ガザ地区で約7000人の外国人や二重国籍者などの避難を支援する計画だと明らかにした。

ブリンケン米国務長官は2日、戦争勃発後3回目となるイスラエル-ヨルダン訪問に出る。マシュー・ミラー報道官は「ブリンケン長官は民間人の死亡者を最小限におさえるためにすべての注意を尽くす必要性を議論するだろう」と明らかにした。



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