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「黄色い星」付けたイスラエル国連大使…ホロコースト館長は「不名誉の象徴」と批判

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「ダビデの星」資料写真 [Pixabay]

イスラエルのギラド・エルダン国連大使が30日(現地時間)、国連安全保障理事会(安保理)緊急会議に黄色い星が付いたジャケットを着て出席した。

dpa通信によると、この日、米ニューヨーク国連本部で開かれた安保理会議に出席したエルダン大使と職員らはジャケットに黄色い「ダビデの星」バッジを付けて現れた。このバッジには「Never Again」という文字も入っていた。

ダビデの星はユダヤ人を象徴するもので、黄色いダビデの星バッジは過去にナチスがユダヤ人を隔離するために使用された。


エルダン大使は会議で自身と職員が数百万人のユダヤ人の祖父母のように黄色い星を付けるとし、「安保理がハマスの残虐行為を非難し、人質即刻解放を要求するまでこの星を付ける」と主張した。

エルデン大使はイスラエルのガザ地区地上作戦を第2次世界大戦当時の1944年6月6日の連合軍によるノルマンディ上陸作戦に例えたりもした。

エルデン大使は「国連安保理が当時存在していれば、おそらくドイツ・ミュンヘンの市民に電気と燃料がまだどれほど残っているかをめぐり熱を帯びた討論をしたはず」とし、国連の消極的な態度を批判した。

27日に開かれた国連緊急総会ではガザ地区に対する人道主義的接近のためにイスラエルとハマスに即刻休戦を促す決議案が出てきたが、この決議案には7日のハマスによるイスラエル奇襲攻撃を非難する内容は含まれなかった。ヨルダンが主導した今回の決議案には「民間人の安全を保障し、条件なく解放しなければならない」という表現が入ったが、人質を取った主体を具体的に示さなかった。

一方、ホロコースト博物館のヤド・バシェム館長はエルデン大使に向けて「ホロコーストの犠牲者とイスラエルに不名誉を抱かせる行為だ」と指摘した。

バシェム館長はSNSで「黄色い星はユダヤ人の無力さと他人の慈悲に左右される存在を象徴する。今日の我々は独立した国と強力な軍隊を持つ」とし、このように批判した。そして「我々は運命の主であり、襟に黄色い星でなくイスラエルの旗を付けなければいけない」と強調した。



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