カナダ出身の俳優マシュー・ペリーさんが２８日（現地時間）亡くなった。５４歳。ペリーさんは１９９４～２００４年に放送され、世界的に人気を集めたシチュエーションコメディドラマ『フレンズ』でチャンドラー役を演じた。ＣＮＮなどは、ペリーさんが米ロサンゼルスの自宅のジャグジー浴槽で遺体で発見されたと伝えた。

『ビバリーヒルズ高校白書』などに出演したが、存在感が薄かったペリーさんは『フレンズ』にキャスティングされ、人気と富を得た。『フレンズ』が終わった後、虚無感に陥った彼が薬物依存症になったのは事故のためだった。ジェットスキーに乗ってけがをしてから飲んだ鎮痛剤がその始まりで、鎮痛剤に続き麻薬・アルコールなどにも依存された。

ペリーさんは昨年出版した自伝で依存症の経験を告白した。今回の死亡と薬物の関連性は調査中だ。