ハマスが支配するガザ地区に地上軍を投入しているイスラエルが、人道主義的救済を大幅に増やすとし、民間人の避難を促した。

２９日（現地時間）、ロイター通信などによると、イスラエル国防省傘下のパレスチナの民生を担当するイスラエルの組織（ＣＯＧＡＴ）は「エジプトからガザ地区への支援を劇的に増やす」と明らかにした。

イスラエル側は「避難した民間人はガザ地区南部の人道主義区域に移動してほしい」と強調した。


イスラエル軍は地上作戦開始を控えてから、ガザ地区北部とガザシティ住民に南部に避難するように通知してきた。

イスラエル軍報道官ダニエル・ハガリ少将はこの日「南に移動するのは人々の安全のため」とし「本日、我々はこれが緊急な要請（ｕｒｇｅｎｔ　ｃａｌｌ）という点を強調する」と話した。

イスラエル軍が２７日からガザ地区に地上軍投入を拡大している状況で、今回の通知が大規模作戦を控えて事実上の最後通牒になる可能性もあるという解釈も出ている。

この日、イスラエル軍はハマスが今月７日に攻撃を開始して以来、これまで拘束されている人質が２３９人と把握されていると明らかにした。