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1906年日本で発見された「人魚ミイラ」…最低3種以上が混合した偽物

ⓒ 中央日報日本語版

1900年代初め、日本海域で発見された「人魚ミイラ」。[写真 ノーザン・ケンタッキー大学のホームページ]

1900年代初め、日本海域で発見された「人魚ミイラ」の正体が120年ぶりに明らかになった。サルや両生類、魚の死体を組み合わせて作られたミイラだった。

​25日(現地時間)、英紙デイリーメールによると、1906年に米国の船員が日本海域で発見したとし、米オハイオ州クラーク郡歴史協会に寄贈した、いわゆる「人魚ミイラ」が偽物であることが分かった。

​このミイラはまるで人のような形をした小さな頭やしかめた顔、白髪、鋭い歯、尖った爪と魚のうろこが鮮明な下半身など奇怪な姿で注目を集めた。


米国ノーザン・ケンタッキー大学放射線技師のジョセフ・クレスさんはこの「人魚」の正体を究明するために研究を進め、X線撮影とCTスキャンなどを通じて少なくとも3つの異なる種が混ざった偽物と判別した。

​頭や胴体、腕などはサルのもので、手はワニやトカゲのような両生類のものと推定される。また、魚のしっぽが結合したと明らかにした。

​クレス博士は「フランケンシュタインスタイルで結合された」とし、ただミイラに使われた動物の正確な種は分からないと付け加えた。

​クラーク郡歴史学会のナタリー・フリッツさんは「このようなミイラが大衆化された『トリック』」だとし、「詐欺師と呼ばれてきた企業家であり興行師であるP・T・バーナム氏(1810~1891)も1865年当時、ニューヨークのアメリカ自然史博物館に似た偽物を展示したことがある」と伝えた。

​日本には「人魚」の身を食べれば、「不老不死」を得ることができるなど説話が多数存在する。

​このためか、日本でとりわけ人魚発見の申告が多い。だが、2月にも日本浅口のある寺院で崇拝していた人魚ミイラが布や紙、魚のうろこ、動物の毛で作られた偽物と判明されたことがある。



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