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韓国、8月の出生数この33カ月で最大の減少…少子化から「縮小経済」へ赤信号

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

産婦人科新生児室で生まれたばかりの赤ちゃんが看護師からケアを受けている。※記事と直接関連ありません。フリーランサー キム・ソンテ

8月に1万8984人の赤ちゃんが生まれた。出生数が歴代級の減少率を記録し2万人を割り込んだ。少子化のトンネルの終わりが見えない。出生率が反騰せずこうした流れが続く場合、幼少年人口は20年後には半分水準に減る。いわゆるシュリンコノミクス(縮小経済)も深化すると予想される。

韓国統計庁の人口動向によると、8月の出生数は前年同月より2798人減った。8月基準で最も少ない。出生数減少率は12.8%に達したがこれは2008年を除く同月基準で最も大きい減少幅だ。2008年は「黄金の亥年」人気で前年の出生数が急騰したベース効果の影響だった。今年は続く少子化基調の中で現れた急減だ。他の月と比較しても2020年11月の15.5%減から2年9カ月ぶりに最も大きい減少幅だ。今年1~8月の総出生数は15万8492人で、前年同期には17万人を超えていたのと比較すれば1万人以上減った。通常は年末に出産が少ない点まで考慮すると今年の出生数は過去最低値を再び更新することになる。

2021~2022年の出生率減少はコロナ禍の影響があったという分析が出ているが、日常回復から1年を過ぎた今年も出生率反騰の動きは見られない。構造的に少子化が根を下ろしているという暗鬱な分析が出ている。KDI国際政策大学院のチェ・スルギ教授は「想像できない数値が出ており、底に近づいていないかと思ったが終わりではなかった。今年は出生率が0.7人近くになりそうだ」と話した。


8月の婚姻件数は1万4610件で1年前より1108件(7%)減った。5月から4カ月連続で前年比減少だ。国会予算政策処は「最近の少子化推移を反映した総人口推計報告書」を通じ、合計特殊出生率が反騰しない場合0~14歳の幼少年人口が2020年の632万人から2040年には318万人に半減するものと予想した。

出生率下落が長期化し2017年に4万238カ所あった保育施設が昨年は3万923カ所に減るなど縮小経済は進行形だ。野党「共に民主党」安敏錫(アン・ミンソク)議員の国政監査資料によると、全国の小中高校1万2164校のうち今年の入学生が10人以下の学校は17.6%の2138校だ。経済協力開発機構(OECD)は少子化の流れが続く場合、韓国の潜在成長率が2030年以降0.8%に落ちるという見通しを出した。



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