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「遺体の身元確認だけでも…」 子どもの足に名前書くガザ地区の親たち

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

パレスチナ・ガザ地区のある子どもの足に名前が書かれている。[写真 パレスチナのジャーナリスト「ハニ・アブレスク」 インスタグラム キャプチャー]

今月7日に始まったイスラエルとパレスチナの武装組織ハマスの間の戦争が長期化する兆しを見せている中で、パレスチナ・ガザ地区の親たちが死後の身元確認のために子どもの足に名前を書いていることが伝えられた。

22日(現地時間)、米国CNN放送は「ガザ地区の一部の親たちは、自分や子どもたちが死亡した場合、身元確認のために子どもの足に名前を書いている」と報じた。




CNNが撮影した映像にはガザ地区ディール・バラフ(Deir Al Balah)のアル・アクサ殉教者病院の霊安室の床に並べられた担架に安置された3人の子どもの遺体の様子が映っていた。3人のふくらはぎには黒色インクで書いたアラビア語の名前が記されている。子どもたちの親の死亡についてはまだ確認されていない。

匿名を求めたアル・アクサ殉教者病院の死体安置室管理者はCNNに「親たちは空襲後、子どもたちが行方不明になったときに子どもたちの身元がすぐに確認できるように足に名前を書いている」とし「これはガザ地区で始まったばかりの新たな現象」と明らかにした。

また「多くの子どもたちが行方不明となり、多くの子どもたちが頭蓋骨が折れたまま病院に到着した」とし「(負傷した子どもたちの姿だけ見ると)身元確認が難しかったが(身体に書かれた)名前を通じて身元を把握することができるようになった」とした。

アル・アクサ殉教者病院の応急室責任者であるAbdul Rahman Al Masri博士も「最近親たちが足や腹部に子どもの名前を書くケースが何件かあった」と説明した。

また「親たちは『どんなことでも起こりうる』『子どもたちがいつでも標的になり、けがをしたり死んだりするかもしれない』と心配している」とし「そのような場合には子女の身元を確認しにくいため、このようにしている」と説明した。

ハマスが統治しているガザ地区保健省は23日、「7日以降、イスラエルの空襲でパレスチナで計5087人が亡くなった」と明らかにした。死亡者のうち子どもは2055人、女性は1119人、高齢者は217人と集計された。負傷者は1万5273人と確認された。

アルジャジーラ放送によると、イスラエル側の死亡者は1405人、負傷者は5431人と確認された。イスラエルは死亡者の集計を公式発表しないでいる。

双方の死亡者は6500人、負傷者は2万2000人を突破した。



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