◆トンネルの中に「人間の盾」まで…民間人被害の最小化がカギ

ハマスはすでにパレスチナの民間人を事実上「人間の盾」としている。７日の奇襲攻撃後にイスラエルの空襲を受けると、「建物の地下に隠れている罪のないガザ地区の民間人が死亡した」と主張した。イスラエルの軍事専門家リッチモンド・バラク博士は「ハマスは『人間の盾』使用に優れている」とし「過去にも空襲が迫れば民間人を建物の屋上に置いてイスラエルの攻撃を何度も避けた」と話した。

ハマスが地下トンネルを「人質収容所」として活用する場合、イスラエル軍の攻撃はさらに難しくなる。ハマスが拉致した人質は約２００－２５０人と推定される。ウォールストリートジャーナル（ＷＳＪ）によると、約３０カ国の国籍者がハマスの人質になっていることが分かった。地上戦が始まれば人質を地下トンネルのあちこちに配置する可能性が高い。


バラク博士は「トンネルではアイアンドームが作動しない」とし、先端軍技術を装着したイスラエル軍がハマスのトンネルの脅威に対処する適切な方法がないという見方を示した。このため地上戦が始まれば戦争が長期化する可能性が高いと予想される。すでにハマス首脳部は地下トンネルの中に指揮統制センターを設置し、トンネルを運送・通信手段として活用しているとＣＮＮは伝えた。


ソウル地下鉄の１．５倍…イスラエル軍が恐れるガザ地区の地下障害物（１）