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<野球>韓国4年間の思い出を抱えて日本に戻る安権守

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

試合後の送別会で別れのあいさつをしながら涙を流すロッテの安権守(アン・グォンス、右) [写真 ロッテ・ジャイアンツ]

11日、プロ野球の斗山(ドゥサン)ベアーズとロッテ・ジャイアンツの試合が行われた釜山(プサン)社稷(サジク)球場。

ロッテ球団は今季のホーム最終試合を終えた後、退団する外野手・安権守(アン・グォンス、安田権守、30)のためサプライズ送別会を用意した。ロッテの選手たちは悲しみを隠せず、一部の選手は涙を流した。

今季を最後に故郷の日本に戻る在日韓国人3世の安権守は「韓国でプレーしたこの4年間、ファンから本当に多くの愛情を受けた。特に思ってもいなかった送別会まで用意されて感動した。これまでの多くことを思い出して涙があふれてきた」と語った。


安権守は2020年度KBO新人ドラフトで斗山のユニホームを着ることになった。それまで日本で選手生活をしてきたため、韓国の舞台は慣れないことが多かった。意思疎通にも苦労し、韓国文化に適応するのが難しかったが、同僚選手のサポートを受けながらKBOリーグに定着した。

しかし安権守は昨年、兵役問題にぶつかった。韓国で活動するためには兵役の義務を果たさなければならなかったが、すでに30代の在日韓国人の安権守としては難しい問題だった。日本人の妻と生まれたばかりの子どももいた。結局、これ以上は斗山のユニホームを着ることができなくなった安権守は日本に戻ろうとした。しかしロッテが手を差し伸べ、現役生活を1年延長することになった。

移籍後にロッテ打線の尖兵として活躍した安権守は「日本に戻ればルームメートとして過ごした尹橦熙(ユン・ドンヒ)、キム・ミンソクのことを最もよく思い出すと思う。試合が終われば後輩たちと座って2時間ほど討論しながらその日の試合を振り返った。それほど互いに支え合ってきた。離れても後輩たちをずっと応援したい」と述べた。

送別会で涙を流した尹橦熙とキム・ミンソクは「(安)権守先輩とは本当に思い出が多い。一つ一つ話すのが難しいほどだ。人間的に魅力あふれる先輩についていった」とし「権守先輩は日本に戻って野球選手を続けるかをまだ決めていないと聞いた。どんな生活をしてもうまくやると信じている」と話した。



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