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関係改善にも「日本に好感」持つ韓国人減る…「日本も動かなければ」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

尹錫悦大統領が7月にリトアニアのビリニュスで開かれた韓日首脳会談で日本の岸田文雄首相と記念撮影する様子。[写真 韓国大統領室]

最近日本人の韓国に対する好感度は上昇したのに対し、韓国人の日本に対する好感度はむしろ落ちたと調査された。韓国政府が強制徴用解決策発表などを通じて関係改善を積極的に牽引しても日本の呼応が伴わなければ韓国人は日本に対し依然として否定的認識をするほかないという懸念が現実に明らかになった形だ。

◇「関係良くなった」共感

韓国の東アジア研究院(EAI)と日本のシンクタンク「言論NPO」は12日、韓国人1008人、日本人1000人の2008人を対象に8月と今月にかけて実施した「韓日国民相互認識調査」の結果を発表した。双方は2013年から毎年両国の国民同士の認識調査を対面面接方式で進めてきた。


今回の調査で韓国人の場合「現在の韓日関係は良い」という回答は昨年の4.9%から今年は12.7%と2倍以上に増えた。「現在の韓日関係は悪い」という回答は昨年の64.6%から42.0%に減った。

日本人もやはり両国関係に対する肯定的評価は昨年の13.7%から今年は29.0%と2倍以上増えた。否定的評価は39.8%から21.2%に減った。両国の国民とも関係改善を実感しているということだ。

◇日本は「韓国に良い印象」増えたが…

これに対し互いに対する好感度変化推移は分かれた。

日本の回答者の場合「韓国人に対し良い印象を持っている」という回答が昨年の30.4%から今年は37.4%に増え、「良くない印象を持っている」という回答は40.3%から32.8%に減った。

これに対し韓国人のうち「日本に対し良い印象を持っている」という回答は昨年の30.6%から今年は28.9%とむしろ小幅に減った。「良くない印象を持っている」という回答は52.8%から53.3%に小幅に増えた。

これと関連し東アジア研究院は「日本の世論は両国政府間の関係改善努力を支持するのに対し、韓国世論はそれほど支持を送っていないということ」と分析した。

◇「日本の呼応も必要な時期」

相手国首脳に対する認識も似た傾向だった。韓国人のうち日本の岸田文雄首相に対し「良くない印象を持っている」という回答は昨年の21.8%から今年は36.1%で14.3ポイント増えた。これに対し日本人の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する「良くない印象」という評価は昨年の4.6%から今年は4.1%と小幅に減った。

これと関連し東アジア研究院は「尹錫悦政権の韓日関係改善に向けた積極的な努力が日本人の間で韓国に対する肯定的認識を牽引するのに重要な役割をした」と説明した。韓国人回答者で反対の結果が出たことに対しては「韓国政府がいくら積極的な努力を傾けても、日本政府が積極的に呼応せず消極的な姿を見せた場合、日本に対する韓国人の好感度を引き上げるのは難しい」と指摘した。

実際に韓国政府は3月に強制徴用被害者賠償問題の解決策として「第三者弁済案」を発表するなど先制的に関係改善に向けた努力を見せた。だが尹大統領の「決断」にも日本側の呼応は足りないというのが韓国の評価だ。植民地支配や被害者に対する直接的謝罪など感性的措置だけでなく第三者弁済に必要な基金に寄付した日本企業もない。


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