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「見守った住民が失神…北朝鮮、コロナ禍後に公開処刑10倍に急増」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の国旗

北朝鮮が昨年8月に新型コロナウイルス危機が解消されたと宣言してから公開処刑を増やしたという外信報道が出てきた。

東京新聞は12日、北朝鮮の内部事情に詳しい関係者の証言として、北朝鮮で公開処刑される数はコロナ禍前には毎年数十人だったが、この1年間では100人を超えると推定されると伝えた。

新型コロナウイルスが大流行した時は感染拡散を防ぐために公開処刑を大きく減らしたが、コロナ禍収束を公式化し人的交流が増えると公開処刑を拡大したということだ。


東京新聞によると、先月下旬に中国国境と接する両江道恵山(ヤンガンド・ヘサン)の飛行場で男性1人が地域住民らが見守る中で処刑された。この男性は戦時物資である医薬品を盗み横流しした容疑を受けていたとされる。

これに先立ち8月下旬には同じ飛行場で男性7人と女性2人が銃殺された。当時飛行場周辺には2万人に達する住民が集結したいう。

彼らは2017年から今年まで北朝鮮当局が保有する牛2000頭を不正な方法で購入した後に食肉処理して売り払った容疑を受けた。北朝鮮では農作業に活用する牛は重要財産とみなされ、許可なく処分することは重大犯罪だ。

だが住民らは「国有品の横流しで極刑とはひどすぎる」という批判の声を出していると同紙は伝えた。

合わせて北朝鮮は国境封鎖解除により他国との往来が増えると韓国文化が流入する可能性もあると警戒しているという。韓国ドラマと音楽の流布などを禁止する法律に違反した容疑で今年10代の青年が公開処刑された事例もあるという。

東京新聞は「北朝鮮当局は公開処刑の拡大で、現場に動員された人々に恐怖心を植え付け、韓流作品の持ち込みや流布の抑え込みを図る。処刑を強制的に見せられた人が現場で失神したり、不眠症や失語症などの不調を抱えたりするケースが後を絶たないとされる」と報道した。



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