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【時視各角】韓日関係、卵で岩を叩く

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2019年6月28日、大阪で開催されたG20首脳会議の歓迎式で文在寅(ムン・ジェイン)大統領が安倍晋三首相(左)と8秒間の握手をした後、移動している。 [青瓦台写真記者団]

ピーピー。東京特派員だった2019年初秋の午前6時、携帯電話の着信音が鳴った。最初はアラームかと思ったが、違った。韓国政府高官がソウルからかけてきた電話だった。「いや、これは完全に誤報ではないですか」。高尚な人柄の彼がいきなり、当日の中央日報に掲載された韓日関係単独報道に抗議してきた。記事は当時の両国の雷管だった徴用賠償問題に関連し、韓国政府が非公開で新しい解決策を提示したという内容だった。実際、この記事はソウルを3泊4日の日程で訪問して帰国した自民党の有力政治家の記者会見内容をそのまま入れたレベルのものだった。会見は、ソウルで会った韓国政府関係者との対話を紹介したもので、早朝に抗議の電話をしてきた政府高官もその政治家が接触した人物だった。韓国メディアの他の特派員は会見の存在さえも知らなかったため、自然な流れで中央日報の特ダネになった。会見をそのまま移した記事が誤報であるはずはなかった。しかしそのような記事のために激しい抗議を受けるほど当時の取材環境は殺伐としていた。韓日関係改善のために日本にアイデアを伝えることも罪悪視された。礼儀正しい人でも早朝に国際電話をかけなければいけないほどだ。

ほぼ同じ時期、さらにあきれるようなことがあった。東京渋谷付近の飲み屋で在日韓国大使館の外交官と会った時のことだ。当時、中央日報は揺らぐ韓日関係の出口を探るために結成された韓半島平和構築傘下・韓日ビジョンフォーラムの活動を集中報道していた。元現外交官と政界・財界人、韓国・日本専門家が参加したフォーラムだった。ところがこの外交官は「中央日報の底意は何か。どういうつもりで政府を揺さぶるのか。放っておかない」と脅迫した。政府の反日ドライブになぜ反旗を翻すのかという主張にあきれ、下品な言葉まで発して争ったことを思い出す。酒の席は当然、乱れた雰囲気だった。「竹槍歌」に要約される執権勢力の対日強硬コードに魂を売る官僚の素顔だった。政権が交代して対日基調も大きく変わったが、前政権をかばったその外交官は今もうまくやっているというのだから、これにもあきれてしまう。

文在寅(ムン・ジェイン)政権当時のこうした記憶に言及したのは、中央日報が最近連載し始めた朴槿恵(パク・クネ)回顧録のためだ。朴元大統領は「苦労して作った(2015年の)慰安婦合意が文在寅政権によって一方的に『事実上破棄処分』されたことを獄中で聞いた時、言葉では言い表せない惨たんたる気分に包まれた」と回顧した。慰安婦合意の逆転は韓日関係の暗黒期の序幕だった。その後は完全に竹槍歌ムードとなり、記者はその時期に東京特派員として過ごした。


歴史の場面ごとにいくつかの部類の登場人物がいる。韓日関係もそうだ。沈黙する人たちがいて、激しい発言をする東京の外交官のような潰し屋もいる。その一方で、誰がさせることもなくあたかも卵で岩を叩くように関係改善の扉を叩いた人たちもいる。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の一見愚鈍に見える「決断」で岩が突然砕かれたようだが、その裏には岩にひびを入れた多くの人たちの努力がある。民主党出身にもかかわらず徴用問題解決のために画期的な提案をした文喜相(ムン・ヒサン)元国会議長、繰り返し両国を行き来して認識の隔たりを狭めようとした両国議員連盟と親善協会の幹部、多くのインサイトを提示した韓日ビジョンフォーラム参加者も同じだ。来月7日にロッテコンサートホールで日本エクセルシオ4重奏団と「韓日友情音楽会」を開くピアニストのイ・ギョンミ氏(慶南大名誉教授)も卵で岩を砕いた人物だ。彼女は両国関係が最悪だった2019年5月、東京の真ん中で日本のギタリストと友情コンサートを開いた。「冷え込んだ関係を和らげるのにわずかでも力になりたい」という言葉がまだ耳に響く。潰し屋が威張っていても歴史が前進するのはまさにこのような人たちのおかげだ。

ソ・スンウク/政治ディレクター



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