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イスラエル軍、ガザの分離壁に集結…パレスチナ住民12万人恐怖の脱出(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真(写真は記事の特定内容と関係ありません)[Pixabay]

パレスチナのガザ地区を実行支配しているイスラム武装勢力ハマスのイスラエル奇襲攻撃で始まった双方の武力衝突は3日目の9日、激しくなっている。双方の累積死亡者が1200人に達した中で「戦争」を宣言したイスラエルはガザ地区に対する地上軍投入の動きも見せている。

AP通信などによると、イスラエル軍報道官は8日に声明を通じ「われわれの任務はハマスがイスラエルを脅かす軍事的能力を備えられないよう確実にすること。われわれはハマスがこれ以上ガザ地区を統治しないようにするだろう」と明らかにした。報道官は「一度にこれほど多くのイスラエル国民が殺害されたことはなかった。9・11テロと真珠湾攻撃を合わせたようなものだ」としてこのように警告した。

これに先立ちイスラエルのネタニヤフ首相は8日、「悪の都市でハマスがいるすべての場所、ハマスが隠れているすべての場所、活動するすべての場所を廃虚にするだろう」としながら強力な報復攻撃を警告した。


ワシントン・ポストが8日に伝えたところによると、米国当局者はイスラエル軍が24~48時間以内にガザ地区で地上作戦に着手すると予想した。イスラエルのガラント国防相は9日、「ガザ地区全面封鎖を指示した。電気も、食糧も、燃料もなくなり、すべてが閉ざされるだろう」と話した。

これと関連しCNNはこの日、イスラエルの武装兵力の移動の事実を伝えながらガザ地区内での「大虐殺」が懸念されると報道した。一部では1993年に米国などの仲裁によりヨルダン川西岸とガザ地区でパレスチナの自治権を認めたオスロ合意以前に状況が悪化しかねないという観測まで出ている。

◇イスラエル「電力・食糧中断」…CNN「地上作戦時は大虐殺懸念」

変数はハマスとイスラム聖戦など武装勢力が拉致しガザ地区に抑留している外国人を含む最小130人を超える民間人と軍人だ。イスラエルが攻勢を本格化する場合、ハマスは彼らを「人間の盾」にする恐れがある。

双方の武力衝突が続き人命被害は急増した。現地メディアなどによると、ハマスのロケット砲と浸透攻撃によるイスラエル側の死亡者は700人を超えた。外信報道などを総合すると、タイ人が12人死亡し11人が人質になったほか、米国人9人が死亡、7人が不明、ネパール人11人が不明、ウクライナ人2人が死亡、フランス人1人が死亡、数人が不明になるなど外国人も数十人が含まれた。米国人が人質になったとの報道も出てきた。


イスラエル軍、ガザの分離壁に集結…パレスチナ住民12万人恐怖の脱出(2)

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