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北朝鮮も南侵時に使う作戦…イスラエルの虚を突く「ロケット・ゲリラ戦」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◇「北、特殊部隊20万人余り」…後方潜入用

北朝鮮は強大な非正規戦兵力を保有・訓練している。「2022国防白書」によると、北朝鮮の特殊作戦軍兵力は20万人余りと評価される。彼らの任務は「戦時にトンネルを利用したり、潜水艦、ホバークラフト、高速上陸艇、ヘリコプターなど多種多様な潜入手段を利用して前・後方地域に浸透させたりして、主要部隊・施設の打撃、要人の暗殺、後方かく乱など配合作戦を実行」することだ。

ハマスはパラグライダーを使ったが、北朝鮮特殊部隊が使おうとしている潜入手段の一つはグライダーだ。小型軍用機「An-2」300機にグライダーを搭載し、特殊部隊を後方地域に浸透させる非正規戦作戦だ。韓国軍レーダーの探知を避けるために動力源がなく、木材で作られたグライダーを低高度で飛行させて敵地への浸透を試みる。北朝鮮は2021年にはポーランド産PZL系列軽飛行機を運用している情況が確認された。この機種もグライダーを牽引(けんいん)することができて特殊戦に適合している。これらの系列機体の一部分は木材または革などで作られていて、低速・低空飛行が可能なためレーダー探知が難しい。


◇イスラエルの失敗は反面教師に…「崩れるときは一瞬」

ハマスのSNS心理戦のように、北朝鮮はひとたび先制攻撃を開始すれば残忍な攻撃写真や映像などをSNSを通じて拡散させて韓国社会に極限のパニックを誘導しようとするだろうと専門家は指摘する。この時、政府首脳部の死亡や韓国軍敗退などのフェイクニュースも大体的に活用するだろうと専門家は口をそろえる。

専門家は世界最高水準といわれたイスラエル諜報特務庁、いわゆる「モサド」が今回の奇襲攻撃を事前に予測することができなかった点も反面教師にしなければならないと強調した。韓国国防安全保障フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「イスラエルの情報・情報戦が失敗したのは明らかのようだ」とし「普段からの徹底した対朝報収集能力に裏付けられなければ、ハイブリッド戦によって安保システムが崩壊するのは一瞬」と話した。


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