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<杭州アジア競技大会>韓国サッカー、中国の観客5万人を沈黙させる2-0完勝…ウズベクと準々決勝

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

黄善洪(ファン・ソンホン)監督

サッカーU-24(24歳以下4)韓国代表が開催国の中国に勝利し、2022杭州アジア競技大会の準決勝に進出した。史上初の大会3連覇まで残り2勝とした。

黄善洪(ファン・ソンホン)監督が率いる韓国代表は1日、中国杭州黄龍スポーツセンタースタジアムで2022杭州アジア競技大会男子サッカー準々決勝に臨み、洪賢錫(ホン・ヒョンソク、ヘント)、宋敏圭(ソン・ミンギュ、全北)のゴールで中国代表に2-0で完勝した。

予想とは違い、中国は攻撃チャンスをほとんど作れず、韓国の一方的な試合になった。韓国は5試合で23得点1失点と、「無欠点」競技力を継続した。韓国はウズベキスタンと決勝進出をかけて対戦する。ウズベキスタンはこの日、サウジアラビアに2-1で勝利し、準決勝に先着した。


黄善洪監督は中国を相手に趙英旭(チョ・ヨンウク、金泉)をトップに置いた。今大会で3得点の趙英旭は黄監督が信頼する攻撃カードだ。その下にはコ・ヨンジュン(浦項)が入った。左サイドはアン・ジェジュン(富川)、右サイドは宋敏圭が、中盤には洪賢錫と主将の白昇浩(ペク・スンホ、全北)が配置された。

フォーバックの左サイドにパク・ギュヒョン(ドレスデン)、右サイドに黄載元(ファン・ジェウォン、大邱)、CBにオーバーエージ(24歳超過選手)のパク・ジンソプ(全北)とイ・ハンボム(ミッティラン)が入り、、GKはイ・グァンヨン(江原)だった。

グループリーグからキルギスとの決勝トーナメント初戦まで金華で試合をした韓国は、今大会で初めて別の場所に移った。金華では約2万人の観客の中で試合をしたが、この日の競技場の雰囲気は全く違った。中国の中秋節と連休のため、この日の競技場は約5万人のホーム観客で埋まった。中国の観客は試合前に愛国歌(韓国の国歌)が流れるとブーイングを浴びせた。国家代表の試合で相手チームの国歌が流れる時にホーム観客がブーイングをする事例は見つけるのが難しい。

試合が始まると、応援はさらに強まった。韓国の選手がボールを保有したり電光掲示板に韓国の選手の姿が映ったりすると、耳が痛くなるほど野次が飛んだ。中国選手のファウルで韓国選手が倒れても同じだった。しかし中国の観客の勢いは長く続かなかった。前半18分に洪賢錫のFKゴールが決まると競技場は静まり返った。洪賢錫は人差し指を口にあてて「静かに」と表現しながら、観客席の前を散歩するようにグラウンドを回った。2010年に韓国サッカーのレジェンド朴智星(パク・チソン、引退)が埼玉で行われた韓日戦で得点した後に見せたパフォーマンスを連想させた。この姿に約5万人の中国の観客はしばらく沈黙した。

しばらくして再開された中国の応援は宋敏圭の追加ゴールでまた静かになった。前半35分、趙英旭のパスを受けた宋敏圭が右足でゴールに押し込んだ。この時から観客席ではため息が続いた。中国は前半、ほとんど攻撃ができなかった。後半終盤にヘディングで枠に当てたのが唯一の決定機だった。

韓国は後半にも試合の主導権を維持した。焦る中国は時間が経過するほど激しいタックルを見せた。黄善洪監督はテクニカルエリアを出て強く抗議した。黄監督は後半18分に李康仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)、鄭優営(チョン・ウヨン、シュツットガルト)、厳元尚(オム・ウォンサン、蔚山)を投入して攻撃を強化した。李康仁は短い出場時間でも実力を証明した。

後半29分には李康仁と洪賢錫が中国選手4人を相手にパスゲームをするように5、6回パスを交わした。ボールを追う中国選手が振り回されるプレーだった。中国の激しいプレーにタフな競り合いで対応したDFパク・ギュヒョンのプレーも目を引いた。圧倒的な実力差にホーム観客の応援も後半はほとんど聞こえなくなった。中国代表の競技力に失望した中国ファンは後半中盤から席を外し始めた。韓国は最後まで大きな危機なく試合を支配して勝利した。



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