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<杭州アジア競技大会>重量挙げ世界新記録で金の北朝鮮リ・ソングム「両親と人民考え涙が出た」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「両親と全国の人民に金メダルの知らせを与えたと思うと涙が自然に出てきた」。

杭州アジア大会の重量挙げ女子49キロ級で世界新記録を出して金メダルを獲得した北朝鮮のリ・ソングムが所感を明らかにしながら涙声で話した。リ・ソングムは先月30日、中国浙江省杭州で行われたアジア大会重量挙げ女子49キロ級Aグループの競技で、スナッチ92キロ、ジャーク124キロでトータル216キロを挙げ優勝した。

スナッチ94キロ、ジャーク119キロでトータル213キロを挙げた中国の蒋恵花を3キロ差で抜いた。スナッチでは蒋恵花がリードしたが、ジャークでリ・ソングムが逆転し金メダルを獲得した。リ・ソングムはジャークとトータルで世界新記録も立てた。これまでの世界新記録は蒋恵花のジャーク120キロ、トータル215キロだった。蒋恵花は2019年のパタヤ、2022年のボゴタ世界選手権で優勝したこの階級の強者だ。


リ・ソングムは2018年のジャカルタ・パレンバン大会では48キロ級で金メダルを取った。彼女は北朝鮮が3月に全種目を通じて選定した「2022年10大最優秀選手」にも含まれた。北朝鮮のエリートスポーツ選手の産室と呼ばれる北朝鮮軍傘下4・25体育団所属だ。

リ・ソングムは試合後の記者会見で「これまで流した汗が無駄にならなかった思う」としながら所感を明らかにした。北朝鮮は新型コロナウイルス流行にともなう封鎖で2019年のパタヤ世界選手権以降国際大会から姿を消した。

リ・ソングムは「コロナ禍期間を技術も肉体も引き上げるための良い契機と考え、これまで国内で力強く訓練してきた。その結果大会で世界記録を勝ち取ることができた」と話した。リ・ソングムは来年のパリ五輪出場の可能性に対する質問には微笑を浮かべながら「それはよくわからない」と答えた。



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