韓国元大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏。クォン・ヒョクジェ写真専門記者
◇肯定、否定評価が交錯する野党
弾劾の謝罪内容が入った朴氏のインタビューが公開された日が李在明(イ・ジェミョン)民主党代表の拘束令状実質審査日程と重なったことも話題だった。国民の力の李喆圭(イ・チョルギュ)事務総長は「李代表が朴元大統領のインタビューを見て、率直に謝る姿を少し見習ってほしい」と話した。
国民の力の金炳玟(キム・ビョンミン)最高委員も「李代表の逮捕同意案可決で民主党の内的分裂が加速する状況で朴元大統領は保守の団結を訴えているのではないか」とし「謙虚な反省と人間臭さがする感じの発言を通じて保守層だけでなく中道層にも訴える力のあるインタビューだった。特に李代表令状実質審査と日程が重なり対照的だった」とした。
民主党では評価が交錯した。野党圏の重鎮級要人は「弾劾当時でさえ朴元大統領は国民と乖離した感じがしていたが、今回のインタビューでの弾劾に対する謝罪は率直だったと思う」とし「2007年大統領選挙予備選当時、李明博大統領に負けて敗北を淡々と認める時もとても印象的だったが、そのときの感じが思い出された」と話した。
反面、李在明氏寄りのいわゆる親明系の民主党重鎮議員は「朴元大統領は国民の審判の結果、すなわち弾劾のために大統領から退いた最初の大統領ではなかったか」とし「弾劾決定を受けたのは否めない歴史的事実なのに、本人が自身の誤りを心から反省するならそのように公開的なインタビューをするのではなく政治とは少し距離を置くべきではないかという気がする」と話した。あわせて「前職大統領はそのまま静かにしているのが政界のためにも社会のためにもよい気がする」と付け加えた。
「朴槿恵氏の率直な謝罪、国民も心を開くのでは」特赦後初のインタビューが韓国政界で話題に(1)
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