メダルの資料写真 [Pixabay]
報道によると、前日人権活動家であるモハメド・サファさんは、ソーシャルメディア(SNS)を通じて「メダルを受けられなかった幼い黒人少女の姿に心が痛い」として「彼女に関心を持ってほしい」というコメントを映像とともに投稿した。
この映像にはアイルランドの若い体操選手たちが列をなしてメダル授与を待っている間、授賞者が黒人選手だけをスキップする姿が登場する。笑いながら自分の番を待っていた黒人選手は、授賞者が自分を通り過ぎるともう一度見つめながら自分の存在を知らせたが、結局メダルは首にかからなかった。当時、授賞台の周りには写真師をはじめ大勢の人がいたにもかかわらず、正す人は誰もいなかった。映像の中の選手の中で黒人は該当選手1人だけだった。
黒人選手の家族は大会直後、GI側に異議を唱えたという。しかし、真の謝罪は受けられなかった。GIが当時の事件を事実上授賞者と個人的な争いとして扱ったというのが家族の主張だ。
彼らは事件発生から1年が過ぎてSNSで関連映像が数百万回再生されてからGIから遅れて謝罪の手紙を受けた。GI側は声明を通じて「確かに許せないことだが、故意ではなかった。当時、関係者がミスを認知するやいなや直ちにこれを正した。該当選手が競技場を離れる前に選手にメダルを授与しようにした」と明らかにしたという。
ただ黒人選手の家族は「彼らの謝罪は1年以上かかり、全世界的に数百万人の人々がこの事件に嫌悪感を感じた」とし「(声明は)人種差別問題を扱っていないため、役に立たない」と伝えた。
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