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国連の演壇に立った尹大統領「北朝鮮とロシアの軍事取引は韓国直接狙った挑発」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今回の国連総会は「信頼回復と世界的連帯再促進」という主題で開催された。尹大統領は加盟国首脳のうち18番目に基調演説をした。昨年に続き2年連続の出席だ。15分間生中継された国連総会演説で尹大統領は国際社会の挑戦課題のひとつであるグローバル格差解消に向け韓国が積極的に寄与するという意志も表明した。現在の格差を開発格差、気候格差、デジタル格差の3種類に分けて分野別の格差緩和に向けた支援案を順に提示した。

開発格差解消に向けては財源と技術力を持っている国が責任ある役割をしなければならない点を言及し、韓国政府は今年の緊縮財政基調にもかかわらず、来年の政府開発援助(ODA)予算を拡大することにより開発途上国を支援すると話した。気候危機が国同士の経済格差を悪化させる要因という認識の中で韓国政府の努力に言及し、無炭素エネルギー(CFE)拡散に向けたオープンプラットフォームであるカーボンフリーアライアンスの結成を提案した。デジタル格差解消案では世界的なデジタル規範形成と人工知能(AI)ガバナンス構築に言及した。その上で「AIとデジタルの不正乱用が作り出すフェイクニュースの拡散を阻止できないならば、われわれの自由が脅威を受け自由民主主義に基盤を置く市場経済が脅威を受け、われわれの未来もまた脅威を受けることになるだろう」と述べた。

演説後半に尹大統領は2030年の万博開催候補地として釜山(プサン)が持っている長所をアピールした。尹大統領は「70年余り前に共産勢力の武力侵攻を受け韓半島の大部分が占領された時、韓国の自由の最後の砦の役割をした都市、韓国戦争(朝鮮戦争)の廃虚から世界第2の積み替え港へと成長し、『漢江(ハンガン)の奇跡』を牽引した釜山がなかったならば今日の韓国は存在しないだろう」と紹介した。釜山万博を通じて韓国の成長と発展経験を国際社会と広く共有したいとしながら、特に「釜山万博は各国の歴史、文化、商品、そして未来ビジョンを共有する祝祭の空間になるもので、世界市民の自由、平和、繁栄に大きく尽くすだろう」と強調した。


尹大統領は米国訪問2日目である19日にも8カ国首脳と個別に会談し万博誘致に向け総力戦を展開した。コートジボワール、ガーナ、モナコ、スリナム、レソト、ベリーズ、カザフスタン、ウズベキスタンの首脳クラスと会談した。尹大統領はまた、グテーレス国連事務総長と会い安保懸案に関して意見を交換し、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会い江原(カンウォン)冬季ユース五輪おりに対する関心を要請した。夕方にはニューヨークのメトロポリタン美術館で開かれたバイデン米大統領夫妻主催のレセプションに参加して各国首脳と会った。


国連の演壇に立った尹大統領「北朝鮮とロシアの軍事取引は韓国直接狙った挑発」(1)

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