杭州アジア競技大会のマスコット
この日、シン・ヨンナム監督は記者会見場で「我々は結果で証明する。今後の結果が(我々の能力を)証明するだろう」と述べた。
グループリーグを通過して韓国と対戦する可能性に関する質問には「競技場では勝てば勝者」とし「(韓国と対戦する)機会があれば必ず勝つ」と静かに答えた。
北朝鮮は新型コロナを理由で2021年開催の東京オリンピック(五輪)に一方的に参加せず、国際オリンピック委員会(IOC)から資格停止処分を受けたが、懲戒は昨年12月31日に解除された。今年に入って少しずつ種目別の国際大会に姿を現している北朝鮮は、杭州アジア競技大会に約200人規模の選手を派遣した。北朝鮮が五輪やアジア競技大会など国際総合スポーツ大会に選手団を派遣したのは2018年ジャカルタアジア競技大会以来5年ぶり。
サッカー北朝鮮代表は2020年1月のアジアサッカー連盟U-23(23歳以下))大会以来およそ3年8カ月ぶりに国際舞台に姿を現した。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング153位の台湾を相手だったため戦力を評価するのはまだ早いが、北朝鮮(115位)はこの日の試合で終始、相手を圧倒した。
シン・ヨンナム監督は「約4年間(3年8カ月間)国際大会に出ることができなかったが、国内でよく教育し(国内)チーム間の試合をしながら潜在力と能力を維持した」と伝えた。得点をしたイ・ジョグク、キム・グクジンについては「「チームが望む形でよいプレーをした」と評価した。
シン監督は「初戦で選手たちが良いプレーをして気分がいい。選手たちが一つになって監督の意図通りに動き、勝利することができた」とし「まだ大会は進行中であり、我々の強みなどは定義できない。すべては結果が証明する」と話した。
北朝鮮は21日にキルギスと、24日にインドネシアと対戦する。
一方、落ち着いた雰囲気で記者会見をしたシン監督と違い、北朝鮮の選手はインタビューに応じず共同取材区域を通り過ぎた。選手1人だけが勝利した感想を尋ねる韓国の取材陣に「よかったです」と述べた。北朝鮮代表チームの関係者は勝利を祝う言葉に「ありがとうございます」と短く答えた。
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