共に民主党の朴洸瑥（パク・グァンオン）院内代表が１８日、尹錫悦（ユン・ソクヨル）政府に向かって「国政を刷新するように求める野党代表の切迫したハンストに政府が逮捕同意案で応酬した」として「ブレーキのない暴走」と強く批判した。ハンストを続けていた李在明（イ・ジェミョン）代表の病院搬送と検察の李代表に対する拘束令状請求直後に行われた第２１代国会最後の定期国会交渉団体代表演説でだ。

朴院内代表は、４０分以上の演説の大半を政府批判に割き、人的刷新と国政基調の転換を政府に強く求めた。まず李代表の身の上に言及し「今この時間、私たちが本当に残忍で非情な時代に生きているという気がする。これが２１世紀の大韓民国の政治状況なのか、惨憺たる気持ちになる」と述べた。同時に「文民政府が発足して以来、ここまで傲慢な政権があったのか。このすべての状況を国民が迅速かつ厳しく判断し、審判する」と批判した。検察の令状請求に対しては、「否決は防弾の道であり、可決は分裂の道であるため、民主党を窮地に追い込もうとする政治的な罠」とし、「民主党はそのようなずさんな罠にかかる政党ではない」と主張した。

朴院内代表は首相の解任と内閣総辞職を繰り返し要求し、国政基調・人事・システムを全て廃棄するように政府に促した。尹錫悦大統領に向けては「一線を越えている。法治の危険線、常識の危険線、普遍的価値の危険線をすべて越えた」と主張し「国民は野党に協力を求め、野党代表にともにしようと言える大統領を望む。文在寅（ムン・ジェイン）前大統領にも知恵を借りよう」と要求した。


朴院内代表が「前任政権が憎いからといって大量に捜査・拘束するのは公的なことではない。恨み晴らしのようだ」「監査院は政治監査を直ちに中止せよ」として政府批判を続けると、国民の力の議席からは激しい抗議が相次いだ。朴院内代表が「水産業者のため息が聞こえるか」と尋ねると、与党議席から大きな笑い声とともに「（困難を）誰が作ったのか」という大声が張り上げられた。反面、「首相解任」「内閣総辞職」のピケットをつけて席に座った民主党議員たちは演説の合間に２０回にわたって拍手をした。

演説直後、国民の力の尹在玉（ユン・ジェオク）院内代表は「この状況を尹錫悦政府にすべて責任を転嫁したが、政治が失踪し、国会が麻ひする原因提供に対する発言がなかったのが残念だ」と評価した。国民の力のユ・サンボム首席報道官は論評で「交渉団体演説ではなく対政府闘争宣言であり、首相解任決議案の提案説明に他ならなかった」と批判した。