英国ロンドンRAF博物館に展示されている英国の長距離ミサイル「ストーム・シャドウ」。[写真 ウィキペディア キャプチャー]
18日(現地時間)、スプートニク通信によると、ロシア国防省はこの日「高精密長距離空中発射武器と無人機でストーム・シャドウ巡航ミサイルと劣化ウラン弾が保存されたウクライナ施設を攻撃した」と明らかにした。
国防省は「ウクライナ軍サボタージュ(破壊工作)団体のための訓練および無人偵察センターも攻撃した」としながら「攻撃目標が達成され、すべての物体が打撃された」と付け加えた。
劣化ウラン弾は装甲車を貫通するほどの破壊力を持っているが、爆発時に人体と環境に悪影響を及ぼす放射性灰じんと毒性物質が発生するため論争のある戦車砲弾だ。あわせてストーム・シャドウは英国がウクライナに提供したステルス性能の長距離巡航ミサイルだ。
これに先立ち、米国は今月初めにウクライナに対する新しい軍事支援パッケージを発表し、エイブラムス戦車に装着される120ミリ劣化ウラン弾を含めた。また英国もチャレンジャー2戦車用劣化ウラン弾の提供を約束した。
これに対してロシアは強く反発した。プーチン大統領が「相応の対応を取る」と警告したり、ラブロフ外相は「犯罪行為」と非難したりしている。一方、この日ロシアが新しく領土に編入したドネツィク(ドネツク)人民共和国(DPR)では行政庁舎付近で爆発が発生した。
RIAノーボスチ通信によると、オレクシー・クレムジン市長は「ドネツクの中心地が攻撃を受けていて、民間施設が破壊された」と伝えた。しかし死傷者は報告されなかったという。
この記事を読んで…