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【コラム】「台湾の家庭にライフル銃を」…トランプ氏に劣らぬ共和党大統領候補(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
元フォックスニュースアンカーのタッカー・カールソン氏がペンス前米副大統領に質問を投げかけた。

「あなたはいまウクライナで戦車が不足するというが、米国のすべての都市はこの3年間で暮らしにくくなり、自殺率・犯罪率は急騰した。あなたの関心はどこにあるのか」。

ペンス氏は普段からウクライナに対する支援の必要性を強調してきた。だが答を待つ数百人の聴衆の視線は負担だった。


カールソン氏が「米国人の大部分がウクライナが地図のどこにあるのかも知らない」と促すと、結局ペンス氏の口からは「(ウクライナは)私の関心事ではない」という答が出てきた。聴衆は手を叩き歓呼した。

7月に米アイオワ州デモインで開かれた行事での場面だ。この行事にはトランプ前大統領を除く共和党の大統領候補全員が参加しリレーインタビューを行った。

保守色が濃い中西部の有権者が見守る中で極右性向の司会者が進めた席だったとはいえ、飛び交う言葉はとても刺激的だった。先月トランプ氏不在で行われた初の共和党大統領候補の討論会の時も同様だった。

これに対し米国メディアは「部屋の中にいない象」に共和党候補らが振り回されていると分析する。支持率でリードするトランプ氏を気にして所信を引っ込めたり非現実的な公約を出していると指摘される。

司法リスクでトランプ氏が落馬しようが、トランプ氏の副大統領候補に選ばれようが、これら共和党大統領候補の声は今後共和党の政策に反映される可能性が大きい。その方向がどうなるのか場面を集めてみた。

「ウクライナ東部をロシアに渡し戦争を終わらせよう」。

現在支持率3位であるインド系実業家のビベック・ラマスワミ氏がカールソン氏とのインタビューでした話だ。彼は米国がウクライナを支援したために「ロシアを中国の懐に押し込んだ」と主張した。

ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟を防ぎ、米国の対ロシア制裁も終わらせようと述べた。そうすることでロシアと中国の軍事協力を断とうということだ。代わりにウクライナに支援した資源は米国南部国境を「防衛」するのに投じようと提案する。

国連大使を務めたニッキー・ヘイリー候補は「あなたがどれほど外交経験がないのか見せる発言」と鋭く言い放ったが、他の候補もこうした考えに少しずつ影響を受ける姿だ。支持率2位のフロリダ州のロン・デサンティス知事も「ウクライナに欧州諸国がより多くの支援をすべき」として「無条件支援」に懐疑的な立場を見せた。

保守指向シンクタンクであるケイトー研究所のジャスティン・ローガン責任研究員はラマスワミ氏の発言が「共和党支持層に人気がある内容。ウクライナ支援に対する党内の支持は弱まり続けるほかないだろう」と予想する。

「中国が米国の軍事施設近くに買った土地が1600平方キロメートルにもなる。農地購入を禁止しなければならない」。ヘイリー氏が7月にフォックスニュースとのインタビューでした発言はすぐに議論を呼んだ。2年前に中国の食品メーカーがノースダコタ州の空軍基地から20キロメートル離れたところにトウモロコシ加工工場を建てるとして1.5平方キロメートルの土地を購入したが、米空軍が「安全保障への脅威」を懸念して白紙化されたことがある。実際に組織的な土地購入に対する証拠はなかった。



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