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韓国統一長官「露朝の軍事武器取引を深く懸念…不法行為を中断せよ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の金暎浩(キム・ヨンホ)統一部長官は前日開かれた露朝首脳会談で武器取引や衛星技術支援など軍事協力を強化したことに対して「深く懸念せざるをえない」として国際規範を順守するよう求めた。

金長官は14日、ソウル鍾路区(チョンノグ)南北関係管理団会談場で開かれた記者懇談会の冒頭発言で「ロシア国防長官の7月の訪朝以降、朝露間の動向、金正恩(キム・ジョンウン)の最近の軍需工場視察、今回の首脳会談随行員のメンバー、ロシアの北朝鮮人工衛星開発に対する支援示唆などを総合したとき、両側はある種の軍事的取引を持続的に推進しているとみられる」と話した。

続いて「ロシアと北朝鮮は自ら孤立と退歩を招く不法で非道な行為を中断して国連安全保障理事会決議など国際規範を順守するよう改めて求める」と強調した。


あわせて「核開発をしながら住民生活を改善するという北朝鮮の欺瞞的で誤った認識を指摘したい」とし「北朝鮮は米中戦略競争と陣営間の対立構図で日和見主義的に便乗して、核ミサイル能力を高めるために手段と方法を選ばないでいる」と指摘した。

金長官は「北朝鮮は世界的に仮想資産を奪取して住民を搾取しながら資金を集めていて、このように集めたお金を民生ではなく核ミサイル開発に浪費している」とし「今年異例となる3回の閲兵式を実施したことも、住民の苦しみも顧みず経済の失敗を軍事力誇示で覆い隠そうとする術策にすぎない」と批判した。

また「核開発と住民の民生は両立できるものではなく、これを同時に達成できるという北朝鮮の宣伝扇動は北朝鮮住民を欺瞞するものだ」とし「韓国は米国・日本など我々と価値を共有する国々と連帯して北朝鮮の核開発を抑制して断念させるために総力を挙げている」と明らかにした。

金長官は「結局北朝鮮は核開発に執着すればするほど、韓日米のさらに強力な対応に直面せざるをえなくなるだろう」としながら「北朝鮮は今でも現実を直視して危機を高める無謀な行動を止めて、『大胆な構想』に呼応する正しい道に進まなければならない」と求めた。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのプーチン大統領は前日ロシア・アムール州ボストチヌイ宇宙基地で4年5カ月ぶりに首脳会談を開いた。今回の首脳会談を契機に北朝鮮がロシアに砲弾など在来式武器を支援する見返りに、ロシアは核ミサイル関連の先端技術を移転する合意が行われた可能性に注目が集まっている。

会談で武器取引が議論されたことを把握しているかという質問に金長官は「朝露首脳会談で軍事分野での協力が露骨になっているのは事実だが、まだ両国間の具体的軍事協力内容は確認されないでいる」と答えた。

続けて「だが両国間の軍事協力が過去に比べて高度化される可能性が非常に高いとみている」とし「これは明らかに安保理制裁決議に正面から違反しており、朝露間の武器協力というものは韓半島(朝鮮半島)だけでなく世界の平和と安定に深刻な脅威になる」と明らかにした。



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