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中国、日本を抜いて今年世界最大の自動車輸出国になる見通し

ⓒ 中央日報日本語版

中韓自動車の中型SUV「ケンボ(KENBO)600」

中国が今年、日本を抜いて最も多い自動車を輸出する国になる見通しだ。

​12日(現地時間)、中国自動車工業協会によると、先月中国の自動車輸出台数は40万8000台で、前年同期比32.1%増加した。1~8月の累積輸出台数は昨年比61.9%増の294万台だ。特に、電気自動車の輸出は前年比114%増の72万7000台に達した。

世界格付け会社ムーディーズは、中国の年間自動車の輸出が2021年に韓国、2022年にドイツを超えたことに続き、今年は日本を抜いて世界1位になるものと予想した。すでに中国は、昨年上半期に214万台を輸出し、日本(202万台)を抜いて1位を占めた。


コンサルティング会社アリックスパートナーズの予測によると、中国企業が生産した自動車の海外販売台数は2020年代末までに900万台に達する見通しだ。世界シェアも2022年16%から2030年30%に2倍近く増えるものとみられる。

​フィナンシャル・タイムズ(FT)は、中国の自動車輸出はほとんど欧州とアジアの発展途上国市場をターゲットにしており、今年はウクライナ侵攻で西側の制裁を受けているロシアが最大の輸出対象国になるものと予想した。

​HSBCのアナリストであるユチェン・ディング氏は「ライバル会社よりはるかに安い中国電気自動車が欧州で土台を作ることで輸出が増加する傾向」と説明した。

​地政学的な緊張により保護主義と民族主義の消費が増加する中、中国の自動車輸出も今後鈍化する可能性が大きいという見通しもある。香港証券会社CLSAのアナリストであるクリストファー・リヒター氏は「世界各国が中国からの大規模な輸入をいつまで容認するか分からず、中国企業は生産工場を販売市場の現地に移すよう圧力を受けかねない」と見通した。



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