今度は事情が違う。専門家らは戦争物資の支援の見返りとしてロシアの先端兵器技術の習得を望む金正恩氏が近隣太平洋艦隊司令部の訪問をはじめ、ロシア内の移動経路を拡張してハバロフスク地方、アムール州など極東の他の地域まで訪問する可能性があるという観測もある。 特にアムール州には、北朝鮮が開発に死活をかけている軍事衛星技術などが集約されたボストチヌイ宇宙基地がある。
場合によっては、首脳会談の場所も兵器取引という会談の目的に合わせて変更される可能性もある。
ロシア大統領府は12日、「露朝首脳会談が極東で数日内に開かれる」と明らかにした。会談の場所がウラジオストクでない可能性もあるという意味にも呼ばれる発言だ。すでにハサンを通過した金正恩氏も、目的地をウラジオストクではなくハバロフスクなどに変更するのは物理的に不可能ではない。
ただ、こうなる場合、金正恩氏に追加の移動時間などが必要になるため、首脳会談の時期は13日、またはEEFが完全に終了した後の時点である14日に持ち越される可能性がある。
ロシア大統領府は特にこの日、「米国の『兵器取引の警告』は重要ではない」とし、今回の首脳会談の目的が北朝鮮からの戦争兵器の供給にあることを明確にした。
また「必要に応じて北朝鮮と国連の制裁をめぐる論議も準備されている」と明らかにした。兵器提供の見返りとして、ロシアが安保理レベルでの対北朝鮮制裁の無力化、あるいは緩和策を考慮できるという意味に読まれる余地がある。
一方、航路追跡サイト「フライトレーダー24」によると、北朝鮮の高麗(コリョ)航空所属の便名JS621が午前6時57分、平壌順安(スナン)国際空港からウラジオストクに向かって離陸した。
登録番号P671の該当航空機は、2013年に高麗航空が導入したウクライナ・アントーノウのAN148機種で、金正恩氏の北朝鮮内視察に活用された。航空機には首脳会談に向けた北朝鮮側の支援人員と物資が積まれているものと推定される。2019年の露朝首脳会談の時も動員された金委員長の「防弾ベンツ」が含まれている可能性が大きい。
4年前にはプーチン氏が「甲」、今回は金正恩氏? …「ベンツ」を積んだ貨物機も到着か(1)
場合によっては、首脳会談の場所も兵器取引という会談の目的に合わせて変更される可能性もある。
ロシア大統領府は12日、「露朝首脳会談が極東で数日内に開かれる」と明らかにした。会談の場所がウラジオストクでない可能性もあるという意味にも呼ばれる発言だ。すでにハサンを通過した金正恩氏も、目的地をウラジオストクではなくハバロフスクなどに変更するのは物理的に不可能ではない。
ただ、こうなる場合、金正恩氏に追加の移動時間などが必要になるため、首脳会談の時期は13日、またはEEFが完全に終了した後の時点である14日に持ち越される可能性がある。
ロシア大統領府は特にこの日、「米国の『兵器取引の警告』は重要ではない」とし、今回の首脳会談の目的が北朝鮮からの戦争兵器の供給にあることを明確にした。
また「必要に応じて北朝鮮と国連の制裁をめぐる論議も準備されている」と明らかにした。兵器提供の見返りとして、ロシアが安保理レベルでの対北朝鮮制裁の無力化、あるいは緩和策を考慮できるという意味に読まれる余地がある。
一方、航路追跡サイト「フライトレーダー24」によると、北朝鮮の高麗(コリョ)航空所属の便名JS621が午前6時57分、平壌順安(スナン)国際空港からウラジオストクに向かって離陸した。
登録番号P671の該当航空機は、2013年に高麗航空が導入したウクライナ・アントーノウのAN148機種で、金正恩氏の北朝鮮内視察に活用された。航空機には首脳会談に向けた北朝鮮側の支援人員と物資が積まれているものと推定される。2019年の露朝首脳会談の時も動員された金委員長の「防弾ベンツ」が含まれている可能性が大きい。
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