1998年米国議会で直接ハッキングを試演してインターネットのセキュリティー脆弱性を警告したピーター・ザトコ(Peiter Zatko)氏の(左から2人目)の様子。[写真 ザトコのX(旧ツイッター) キャプチャー]
ザトコ氏は1990年代最高ハッカー集団「ロフト(L0pht)」を率いた人物だ。ヴァイオリン・ギターの演奏に長けていたザトコ氏はバークレー音大に進学したが、コンピュータゲームシステムのハッキングに興味を覚え、その後米東部地域を中心に結成されたロフトに合流した。インターネット商用化が始まった90年代後半、ロフトはマイクロソフト(MS)等が開発したソフトウェアの欠陥を暴露して名声を得た。ロフトは直接システムに侵入して脆弱な部分を知らせてこれを解決するプログラムを作る形で企業と協力した。CNNは「ハッカーが社会に寄与できる名誉あるモデルを構築した」と伝えた。
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