先月24日に開かれたチームネイバーカンファレンスDAN23でネイバーの崔秀妍代表が発表している。[写真 ネイバー]
サムスン電子とネイバーへの取材を総合すると、両社は最近ネイバークラウドの企業向けAIサービス「ニューロ・クラウド・フォー・ハイパークローバX」を使うことで合意した。DS部門は社員に「ハイパークローバXの12月社内導入」を公示した。KB金融など韓国の他の大企業が生産性向上に向けネイバーのB2B(企業間取引)生成AIサービス導入を検討する中でサムスン電子の動きが企業にどのような影響を及ぼすのか注目される。
◇どんな意味が
ネイバーは:世界的ビッグテックが主導している巨大言語モデル(LLM)競争はどのようなサービスでどのように金を稼ぐのかの競争段階に入った。ネイバーは先月ハイパークローバXをはじめとするさまざまな生成AIサービスを公開して対応に出た状態だ。今回のサムスン電子の決定によりネイバーは企業用AIサービス「ニューロ・クラウド・フォー・ハイパークローバX」の顧客第1号としてサムスン電子DS部門を確保することになった。B2B市場攻略の側面で強固な事業履歴を得た形だ。
サムスン電子は:両社は昨年12月からAI半導体開発に向け協力中だ。サムスン電子の半導体関連データをハイパークローバXに学習させAI半導体を高度化している。LLMに最適化されたAI半導体の市場需要が大きいだけに、DS部門はサムスンリサーチが開発中の独自の生成AIより国産LLMで最も先行するハイパークローバXを活用するのが効率的だと判断したという。12月からはDS部門の業務全般にハイパークローバXを適用するため現在内部的にAI学習用データを準備中だ。これに対しサムスン電子DX(デバイス経験)部門はサムスン独自開発の生成AIを使うという。
◇企業用生成AI、どのように活用するか
ネイバーのニューロ・クラウド・フォー・ハイパークローバXは既存のクラウドサービス(ニューロ・クラウド)に生成AIを結合した企業向けサービスだ。LLMを直接開発するのが困難な企業にハイパークローバXを提供し、クラウドサーバーを企業内に置く方式でデータセキュリティを保障するのが特徴だ。先月24日のネイバーの生成AI発表会場でネイバークラウドのキム・ユウォン代表は「コンテナサイズのAIクラウドを企業内部に置く。企業内部データのセキュリティを維持しながらAIを学習させられる」と説明した。
サムスン電子は半導体関連情報が流出する懸念がなく自社データをハイパークローバXに学習させ半導体特化LLMを作った後に社内で活用する予定だ。これに先立ちサムスン電子DS部門長の慶桂顕(キョン・ゲヒョン)社長は6月に延世(ヨンセ)大学での講演で生成AIを「最高の知性」と表現しながら使用を増やすべきだと強調した。彼は「チャットGPTを使うべきという人も、そうでない人もいるが、私は使うべきと考える。来年からはどんな方式でも使えるようにしたい」と話した。
◇これからは
両社のAI半導体開発協力にも弾みが付くものとみられる。ネイバーの崔秀妍(チェ・スヨン)代表は先月24日の記者懇談会で「サムスン電子のAI半導体の場合、ネイバーが作った軽量化アルゴリズムが成功裏に作動するのかテストをするFPGA(用途によりプログラミングできる非メモリー半導体)検証はほとんど終えており、良い結果があるものと承知している。事業化や商用化に対しては両社が話し合うことが多い状況」と明らかにした。
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