韓国沿岸に流入し被害を与えている侵入外来種のアムールヒトデ。[写真 韓国国立海洋生物資源館]
侵入外来種は土着生態系を破壊するだけでなく病原菌をまき散らすなど人間にも深刻な被害を与える。クロネズミの場合、都市だけでなく陸地から遠く離れたガラパゴス島にまで侵入して在来種のネズミを絶滅させた。外来種の蚊はデング熱など各種伝染病を新たな地域にまき散らす媒介の役割をする。気候変動と相互作用して深刻な災害を誘発したりもする。先月のハワイの山火事が代表的事例だ。ギネアキビなど可燃性が高い外来種の植物が流入し、乾燥した気候と強い風とが合わさり山火事を広げる燃料の役割をした。
この記事を読んで…