韓国と朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）は、秋夕（チュソック＝韓国の旧盆、９月２１日）直前の１４日ごろから６日間、金剛山（クムガンサン）で離散家族再会行事を行うことに合意した。また、これに先だち、来月５日から３日間第４回赤十字会談を行い、面会所開設をはじめ離散家族問題の制度的解決案を論議することで、意見を同じくした。

双方は１３日、ソウル新羅（シンラ）ホテルで第７回南北（韓国・北朝鮮）閣僚級会談２日目の全体会議を行ってこのように合意し、実務接触を通じ、共同報道文作成に向けた徹夜の折衷作業を行った。

また閣僚級会談後の南北関係日程と関連して双方は、まず２６日から３日間第２回経済協力推進委員会を行い、北朝鮮に対するコメ支援と開城（ケソン）工業団地建設、臨津江（イムジンガン）水害防止対策といった経済協力問題を論議することで合意したという。


これを受け政府は、経済協力推進委での論議を経て、来月中に３０万トン規模の政府保有コメを借款の形で北朝鮮に支援する見通しだ。

だが、軍事実務接触と関連して、双方は意見の隔たりを埋められず対立したという。

この他、北朝鮮経済視察団のソウル派遣日程と釜山（プサン）アジア競技大会、９月７日ソウル南北親善サッカー試合のための当局間支援案などでも、歩み寄りが見られた。

双方は１４日午前１０時、最後の全体会議を開き、６、７項目の合意事項を盛り込んだ共同報道文を発表する予定だ。