3日、ドイツ・ベルリンで開かれた欧州最大の家電・IT見本市「IFA 2023」会場のメッセ・ベルリンの入口に中国家電企業ハイアールの垂れ幕が懸けられている。ベルリン=コ・ソクヒョン記者
サムスンとLGなどが掲げたAI(人工知能)基盤の「超連結生態系」「エネルギー管理」のコンセプトも中国企業のブースで紹介された。まだ細部的に具現されていないが、似たようなソリューションを近く公開するという「宣戦布告」とみられる。中国はAI分野で十分なデータ確保と活用を通じ韓国を猛追撃している。
◇観覧客「韓国と中国の製品、スペックは外観上類似」
ハイアールの展示館で会ったドイツ人観覧客は「外観上はサムスンやLGの製品とスペック差がほとんどなく見える。より安い製品を買いそうだ」と話した。また中国人観覧客は「中国製品の技術がいまは韓国を超えたと考える。デザインもより高級だ」と称賛した。
サムスン電子とLGエレクトロニクスは技術とアイデアで勝負するという立場だ。サムスン電子のチョン・ガンイル映像ディスプレー事業部次世代企画グループ常務は「同じ技術のテレビ製品でも多様な画質アルゴリズムとノウハウではるかにきれいで鮮明な画質を作ることができる」と強調した。LGエレクトロニクスのペク・ソンピルHE(ホームエンターテインメント)事業本部商品企画担当常務は「有機ELは韓国企業が独歩的で今後も超大型製品で追いかけてくるのは難しいだろう。『スタンバイミー』のように格差を広げるフォームファクターアイデアが重要だ」と話した。
IFAに参加したLGエレクトロニクスのリュ・ジェチョル生活家電(H&A)事業本部長(社長)は2日の記者懇談会で「ドイツのプレミアム家電企業ミレーがLGエレクトロニクスのスタイラーと似た衣類管理機を作ったのが最も目に付いた。競合が増えたという思いよりは、スタイラーの効用性を世界的に認められた感じだ」と話した。リュ社長は今後スマートホームソリューション事業の拡大に向け、エネルギー・冷暖房空調技術とモジュール型住宅基盤の住宅ソリューション「スマートコテージ」、ビルトイン家電「シグネチャーキッチンスイート」などを前面に出し欧州市場を攻略すると明らかにした。
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