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【コラム】大統領の2つの顔=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領

#1.先週キャンプデービッド会談を終えて帰ってくる尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の表情は2つのことを語っていた。一つは第2次冷戦時代を生き抜いていくための対外戦略の大きな絵を完成したという自負心。もう一つは別段変わることのない国内政争を思い出して感じる疲れ、目を背けたい気持ち。

どの大統領も内心は大統領職の二つの顔(外交と内政)がうまく分離されることを願っている。対外的に国家の利益・威信を追求する外交戦線で、大統領は国益の守護者として自由に「歴史的決断」を下さなくてはいけないと信じている。さらに国内政治の分裂と混乱が国益を論じる謹厳な外交舞台を「汚染」させてはいけないと信じている。〔キャンプデービッドの閑静な森の中では、フェイクニュースも、三角地(サムガクチ)の拡声器の声も聞こえなかったはずだ。〕

#2.尹錫悦大統領も外交と内政の分離を誰よりも熱望していることだろう。筆者はこれに対して2つの論点を探ってみたいと思う。


(1)民主的に選出された大統領は外交と内政の分離という優雅を享受することはできない。原則的なことだが、大統領のすべての権力基盤は国内政治にある。選挙を通じて巨大な権力を与えたのは国内政治だ。

(2)外交と内政が分離することはできないから野党の協調を求めろという常套的な注文をしようとするわけではない。それよりももう少し広くて長い呼吸で外交と内政の好循環を模索しなければならない。尹大統領としてはキャンプデービッド原則が新冷戦時代の韓国の生存戦略という点で一点の疑いもないが、重大な外交的決断は国内政治過程という厳しい試験で生き残らなければならない。

一時騒がしかったが今は痕跡さえ見つけるのが難しい前任者の「北東アジア均衡者論」〔盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府〕、「ユーラシア・イニシアチブ」の運命を振り返ってほしい。キャンプデービッド原則が尹大統領の固い信念の所産ならば、その合意に注いだ分と同じエネルギーと情熱を国内利害当事者を説得するところに注がなければならない。華やかな外交舞台とすさまじい国内政治という異質な二つの世界をつなぐのは大統領権力の宿命だ。

#3.先に外交と内政が分離することができないという教科書的な話を、尹大統領が尊敬する政治家チャーチルの事例を通じてみてみたい。時は1945年2月(4~11日)、場所はクリミア半島南にあるリゾート地のヤルタ。ドイツと日本の軍国主義に対する優勢が固まると勝利連合国である米国・英国・ソ連の指導者はヤルタに集まって戦後の秩序を巡る激しい外交戦争を繰り広げた。

戦後ドイツの処理方案、東欧の国境線画定などを巡り激しい知恵比べを繰り広げたチャーチル首相は突然スターリンにその境遇を打ち明けた。「私は次回の会談に来られないかもしれない」。ナチズムの怪物に対抗して英国と欧州を救った戦争指揮官であるチャーチルが次回の会談に出てこれない? 独裁者スターリンにはまったく理解できない衝撃だった。

第2次大戦終戦の渦中に実施された1945年7月下院選挙で英国有権者は戦争を勝利に導いたチャーチルの保守党を捨てて、福祉国家・医療国有化・失業対策などを約束した労働党に多数の議席を与えた。戦争は終わり、勝利に対する見返りよりは未来の生活の質のほうが重要だった。結局、1945年7月のポツダム会談中盤で英国代表はチャーチルから労働党のアトリー首相に変わった。一言でいえば民主政治のリーダーに外交と内政の分離という余裕があるというのは想像の中だけで存在する。

#4.それならキャンプデービッドの原則と合意が第2次冷戦時代の対外戦略として生存するには国内政治でどのように消化されるべきか。

まず、遠い将来、歴史がキャンプデービッドの孤独な決断を評価するだろうと信じる方案がある。険悪な韓国の政治現実の中でこれはロマンチックな希望にすぎない。

次に、今でも野党と協力政治を推進して新外交路線に対して超党派的なアプローチをしなければならないという助言もある。だが、最近民主政治の限界線をきわどく行き来する野党と直接対話することは、妥協政治の王様だった金大中(キム・デジュン)、金泳三(キム・ヨンサム)大統領であっても難しい課題かもしれない。

筆者が薦めたい方案は、陳腐に聞こえるかもしれないが、幅広い対話だ。尹大統領が自ら国会議長団、与野党院内代表にキャンプデービッドの精神と原則に対して説明し、理解を求めなければならない。あわせてレガシーメディアとニューメディアを通じてもキャンプデービッドでやり遂げたことについて積極的に説明しなければならない。例えば登録者276万人の中道YouTubeの経済チャネル「シュカワールド」も先週末キャンプデービッド会談の解説を緊急編成した。だが、進行者は合意内容を要約して解説するだけで、放送中は中立的態度を維持したことに留意しなければならない。

尹大統領の積極的な疎通は単に新外交戦略に対する支持を確保する次元の問題にとどまらない。対立、欺瞞、敵がい心ですでに昏睡状態に陥った韓国の民主政治に酸素を供給することでもある。民主政治が息をしてこそキャンプデービッド精神が長く生き残る余地も広くなる。

チャン・フン/中央大学教授・中央日報本社コラムニスト



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