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毒劇物を注射器で…米国家族を苦しませた頭痛、防犯カメラを見て驚愕

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真 [Pixabay]

米国フロリダ州で化学が専攻のある中国人留学生が注射器を使って近所の家の玄関のドアから化学薬品を注入した容疑で起訴された。この男性は上階の家から聞こえる便器の音に腹を立ててこのような犯行に及んだことが明らかになった。

26日(現地時間)、米国NBC放送やニューヨーク・ポストなどによると、サウスフロリダ大学(USF)化学博士課程に在学中のシューミン・リー被告(36)はフロリダ州タンパのあるマンションで数回にわたって隣の家の扉から液体を投じた容疑がもたれている。




この男は大学の研究室で麻薬性鎮痛剤であるメサドンとヒドロコドンを混合した後、注射器に注入して犯行に及んだ。該当物質に長期間露出する場合、腹痛・嘔吐・呼吸困難・皮膚刺激・胸痛・下痢などを引き起こし、ひどいときには幻覚や失神症状を示すことがある。

被害者であるウマル・アブドラさんは家で変な臭いがし、家族がムカつきやひどい頭痛症状を訴えたため、まずエアコンを掃除して換気扇を修理した。それでも原因を突き止めることが出来なかったアブドラさんは消防署に助けを要請したが問題を解決できなかった。

その間に生後10カ月の赤ちゃんまで嘔吐したため、アブドラさんは玄関外側の扉にカメラを設置した。これに先立ち、下の階に住むリー被告が「便器から騒音がする」と不満を訴えたことがあったのを思い出したためだ。

その後、リー被告が玄関のドアの身をかがめている姿がカメラに捉えられた。アブドラさんは正確な犯行場面を撮影するためにカメラを玄関の前の花瓶に再設置した後、彼の姿を観察し、リー被告が玄関のドアの下から液体を注入している様子を確認した。

アブドラさんは「最も重要なことは私の妻と娘の安全だった」と言ってリー被告を直ちに警察に通報した。現場調査の過程で化学物質に露出した警察官1人も皮膚の刺激を感じて診療を受けた。

6月27日に逮捕されたリー被告はストーキング容疑、規制薬物所持などの容疑で起訴された。マンション側も先月19日、リー容疑者を建物から退去させるための訴訟を起こした。マンション側は「リーが隣人の家に化学物質を注入して住民に不安を感じさせた」とし、これは契約違反だと主張した。



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