杭州アジア競技大会
東京オリンピック(五輪)招致後にエリートスポーツに対する投資を増やした日本は、ジャカルタ大会で75個の金メダルを獲得し、韓国(49個)に金メダル26個の差をつけて圧倒した。日本は1966年バンコク大会(金メダル78個)以来の最高成績だった。
アジア競技大会の舞台で韓国が金メダル50個以下に終わったのは、全体の金メダル個数が199個(今大会は483個)にすぎなかった1982年ニューデリー大会以来36年ぶり。アジア競技大会の金メダル数で日本を下回ったのも1994年の広島大会(日本64個、韓国63個)以来24年ぶりだった。
韓国が日本を上回るには基礎種目での差を縮める必要がある。5年前、日本は水泳と陸上で25個の金メダルを獲得した。一方、韓国はキム・ソヨン(水泳女子個人メドレー200メートル)、チョン・ヘリム(陸上女子ハードル100メートル)が優勝したのがすべてだ。杭州アジア競技大会では水泳に57個、陸上に48個の金メダルがかかっている。
今大会で韓国はテコンドー・アーチェリー・柔道・フェンシング・サイクルなど伝統的に強い種目のほか、水泳のファン・ソンウ、陸上の禹相赫(ウ・サンヒョク)など基礎種目でも金メダル数を増やす計画だ。サッカーと野球は5年前に続いて連覇に挑戦する。バドミントンの場合、金メダル3個以上、全種目(7個)メダル圏を目標にした。近代5種のチョン・ウンテは個人戦と団体戦の席巻を狙う。
新種目でも朗報を期待している。13年ぶりに正式種目に合流した囲碁の場合、シン・ジンソ、チェ・ジョン、朴廷桓(パク・ジョンファン)九段らの金メダル席巻(3個)が目標だ。初めて正式種目になったeスポーツでもイ・サンヒョク、チョン・ジフンらがリーグ・オブ・レジェンドなど4種目すべてで入賞を狙っている。
今大会には国際スポーツ舞台で孤立してきた北朝鮮も出場する。新型コロナの影響で国境を封鎖して国際スポーツイベントに参加してこなかった北朝鮮は、女子レスリング、ウエイトリフティングなどでメダル獲得に挑戦する。
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