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一日で1年分の降水量…米デスバレーで過去最大の豪雨

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「デスバレー」資料写真 [Pixabay]

砂漠で有名な米カリフォルニア州ラスベガスの「デスバレー」(Death Valley)に史上最も多くの雨が降った。米国西南部を強打した熱帯暴風雨「ヒラリー」が内陸地域にも大雨をもたらしたためだ。気候変動により熱帯暴風雨が異例に内陸深くまで入り込んでいる。

22日(現地時間)、米ラスベガス地方気象庁(NWS)によると、20日、デスバレー国立公園の気候観測地点ファーニス・クリークの降水量は一日2.20インチ(5.59センチ)と測定された。これは昨年8月5日に記録した1.70インチ(4.32センチ)を上回る、同地域の過去最大の降水量だ。




デスバレーのこれまでの平均年間降水量は2.24インチ(5.69センチ)で、20日に一日で1年分の雨が一気に降ったことになる。

降水で泥に変わった砂が道路を襲った。一部の道路はアスファルトが割れるなど大きく損傷した。

国立公園管理所は20日、「デスバレーが洪水で危険な状態」とし、公園を全面閉鎖した。

続いて21日にもSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に公園が閉鎖中だと告知し、「地域住民や旅行客、職員など400人余りが道路が安全に開通するまで避難所に留まっている」と知らせた。

公園側は22日にも「多くの道路に相当量の泥や砂利などが流れ落ち、道路が沈下して路肩も完全に流失した」とし、「追加調査を行ってから公園再開放の日時を決定する」と公示した。

地球上で最も暑く、乾燥することで有名なカリフォルニア州デスバレーにこのような大雨が降ったのは、最近さらに深刻になった気候変動の一例だと米メディアは伝えた。

夏に特に乾燥した米国西部で、今回の豪雨により各地で8月基準で過去最大の降水量が記録された。

ロサンゼルス地方気象庁によると、20日、コリアンタウンと隣接しているダウンタウンLAの降水量が2.48インチ(6.30センチ)に達した。同地域の8月最大の降水量記録だ。これ以前は1977年8月17日の2.06インチ(5.23センチ)が最大だった。パームスプリングスとサンディエゴなどでも同様に、8月基準で過去最大の降水量記録が出た。

熱帯暴風雨ヒラリーの低気圧中心部はネバダ州まで移動し、ネバダ州に上陸した初の熱帯暴風雨となった。



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