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<韓日米首脳会談>中国、「アジア版小NATO」と反発…台湾への言及に注目

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

尹錫悦大統領、ジョー・バイデン米大統領、岸田文雄首相。[中央フォト]

米キャンプデービッドでの韓日米首脳会談を控え、中国が「アジア版小NATO(=北大西洋条約機構)」を結成する動きだとして反発した。特に会談後に発表する予定の文書「キャンプデービッド宣言」と「原則」に台湾関連内容がどのように入るかに注目している。

中国当局は慎重に懸念を表した。中国外務省の汪文斌報道官は15日、今回の首脳会談について「関係国が各種小グループを糾合して対立を加速させ、他国の戦略的安保に損害を与える手法に反対する」とし、刺激的な表現を控えながら中国の不満を表した。

その代わり中国の専門家と国営メディアはより刺激的な表現を動員して反発し、特に日米と韓国の隔たりを強調しながら分離対応をする姿を見せた。


遼寧大学米国・東アジア研究院の呂超院長は16日、「国家首脳間の会談を定例化したメカニズムと固定された軍事協力メカニズムは事実上の三角軍事同盟」とし「中国は台湾問題が言及されないか強く警戒している」とサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)に話した。続いて「台湾問題を提起する場合、中国への強い挑発と見なされるはずで、アジア太平洋の安定には危険な一歩になるだろう」と警告した。

呂院長は18日の環球時報のインタビューでは発言をさらに強めた。「米国は日本と韓国を米国の戦車にさらに強く縛り、日本と韓国を米国のインド太平洋戦略という言葉の前の兵卒にしようとしている」とし「韓日米のキャンプデービッド首脳会談の主要目標の一つは中国」と指摘した。

中国は韓日関係の脆弱性も強調した。清華大の劉江永教授は3カ国同盟に疑問を表した。劉教授は「NATO国家が持つ安保公約を3カ国は持たないため、日本と韓国は安保パートナーにすぎず、戦略的目標も3カ国はすべて異なる」と指摘した。劉教授は「米国はグローバルな観点で目標を考慮するだろうが、日本は主に中国を目標にしていて、韓国は北朝鮮に対する軍事抑止力を強化するために米国および日本と安保協力を強化しようとしている」とし「いずれにしても中国に対する合同軍事訓練と三国協議は続くだろう」という見方を示した。

中国の環球時報は17日付の社説で「米国と日本について話さず韓国だけに言及する理由は、日米は一連の問題で『鋼鉄のような心』を持つと言えるが、韓国は理性と知恵を持っていることを希望するため」と強調した。環球時報は18日、キャンプデービッド会談に反対する韓国デモ隊の写真を1面に掲載し、韓国政府を批判するデモ隊の「危険な賭け」という言葉をトップ記事の見出しにした。

また「韓国は歴史と現実の中で対中国関係を深く考えるべき」というコラムを載せ、「米国がNATOの『アジア太平洋化』と『アジア版ミニNATO』の構築を図るが、韓国が迎合すれば、これは中国の利益に対する脅威、侵犯になるだけでなく、韓国にも深刻な危険を招く」と主張した。



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