ソウル中区(チュング)にある市内免税店で中国人観光客がショッピングをしている。クァク・ジェミン記者
韓国銀行が2月に出した報告書によると、中国人観光客が100万人増加すると韓国のGDPは0.08%増えると推定される。団体旅行拡大で今年の中国人観光客規模がコロナ禍直前である2019年の半分水準となる300万人ほどに増える場合、GDPは0.2%以上増えるという意味だ。韓国銀行の今年の韓国経済成長見通し1.4%と比較すると少なくない水準だ。証券業界は消費活性化などにより旅行、免税品、化粧品業種などが恩恵を得ると予想している。赤字幅が大きくなった旅行収支の改善にもつながる。韓国銀行が8日に発表した上半期の旅行収支赤字規模は58億3000万ドルだ。昨年の経常収支赤字79億3000万ドルの73.5%に達する。円安長期化の中で日本などに行く韓国人旅行客が大きく増えたのに対し、中国人観光客の回復は遅い方だ。
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