バイデン米大統領（８０）が再び失言で物議を醸した。米国の世界的観光地グランドキャニオンを「世界９不思議の一つ」と述べたためだ。グランドキャニオンは世界７不思議の一つだ。

９日（現地時間）、英テレグラフによると、バイデン大統領は前日、グランドキャニオンの南のレッド・ビュート・エアフィールドで演説している途中、このような失言を犯した。




バイデン大統領は「グランドキャニオンは世界９大不思議の一つ、文字通り世界の不思議」とし「世界における米国の永遠の象徴」と述べた。

グランドキャニオンを自然保護、文化遺産保存などのためのナショナル・モニュメント（国定記念物）に指定する行事で、グランドキャニオンに対する誤った情報を発したことになる。

その後、しばらくグランドキャニオンに対する賛辞を続けたバイデン大統領は「実は、９と言ったが、世界７不思議の一つ」と訂正した。

テレグラフはバイデン大統領の演説に先立ち、すでにアリゾナ州のケイティ・ホッブズ知事がグランドキャニオンを「７不思議の一つ」と述べていたと伝えた。

バイデン大統領はしばしば公の場で失言する姿を見せ、年齢が再選の障害になりかねないという懸念が提起されてきた。

バイデン大統領はウクライナ戦争をイラク戦争と言及し、人の名前を正確に呼べない場面が捉えられたりもした。

４月には米国製造業復活のためのこれまでの努力を繰り返し強調する過程で「今や企業が米国に投資している。米国企業だけでなく外国企業も同じだ」とし「私は『南米（Ｓｏｕｔｈ　Ａｍｅｒｉｃａ）』、いや『韓国（Ｓｏｕｔｈ　Ｋｏｒｅａ）』の大企業になぜ米国に半導体工場を建てるのかと聞いたことがある。彼らは米国の労働力が世界最高だと言った」と「韓国」を「南米」と誤って発言し、訂正した。

１９４２年１１月生まれのバイデン大統領は現在８０歳だが、来年１１月の大統領選挙が終われば８２歳になる。再選に成功すれば、８６歳まで大統領を務めることになる。