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「北朝鮮ハッカー、ICBM・極超音速兵器開発のロシア企業ハッキング」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の国旗

北朝鮮のハッカー集団がロシアの主要ミサイル開発企業のファイアウォールを秘密裏に破るのに成功した事実が最近確認されたと、ロイター通信が7日(現地時間)報じた。

ロイター通信はセキュリティー専門家らと共に技術的証拠を分析した結果、「スカークラフト、ラザルスと呼ばれる北朝鮮政府関連のサイバー諜報チームがロシア防衛関連会社NPOマシノストロイェニヤ(以下NPOマシ)傘下ロケット設計部署のシステムに侵入できるバックドアを秘密裏に設置した事実を把握した」と伝えた。

1944年に設立されたNPOマシは弾道ミサイルと巡航ミサイル、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、宇宙ロケット開発などに関与し、現在も極超音速ミサイルと衛星技術、次世代弾道弾の開発で主導的な役割をしている。


ロシア軍が使用中の超音速巡航ミサイルP-800オーニクスも同社の製品だ。最近はマッハ9(時速1万1000キロ)の速度で1000キロ以上を飛行する極超音速ミサイル「ツィルコン」を開発した。

ロイターが入手した同社の内部資料によると、北朝鮮ハッカーは2021年末に同社のシステムに侵入することに成功し、こうした事実は翌年5月に発覚した。

北朝鮮ハッカーが実際に資料を盗み出したのか、どんな資料を入手したかは明らかでないが、「侵入から数カ月後に北朝鮮政権は禁止されていた弾道ミサイルプログラムに関連して数件の進展を発表した」と、ロイターは伝えた。

米サイバーセキュリティー企業センチネルワンのセキュリティー専門家トム・ヘーゲル氏は、北朝鮮のハッカーがNPOマシの内部メールを読み、ネットワークを行き来しながら資料を取り出したとみられると述べた。

ヘーゲル氏は、北朝鮮ハッカーの侵入を調査したNPOマシの職員が誤って流出した会社内部の通信資料を入手し、このような事実を確認したという。

専門家らは北朝鮮のハッカーがツィルコンミサイルなど最新武器に関連する情報を入手したとしてもすぐに同じ武器を製造するのは難しいとみている。ただ、武器開発に参考にするだけでも相当な成果を得られるというのが、専門家の指摘だ。

北朝鮮ハッカーがNPOマシへの侵入に成功したのと似た時期に、北朝鮮はミサイル燃料のアンプル化に成功したと明らかにした。



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