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<世界ジャンボリー>今度は台風…首都圏に移動して続ける(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

全羅北道扶安郡のセマングムで開かれている「2023セマングム世界スカウトジャンボリー大会」の会場内のグリーントンネルでスカウト隊員が暑さをしのいでいる。チェ・ギウン記者

各自治体も急いで宿舎を探している。主に学校の寮と企業・宗教機関の研修施設、軍施設などが候補地として取り上げられている。

これに先立ち、7日午前、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は台風が韓半島側に北上したことを受け、ジャンボリー参加者の安全のためのコンティンジェンシープラン(緊急非常計画)を点検した。休暇中の尹大統領は、韓首相と李相敏(イ・サンミン)行安部長官からコンティンジェンシープランの報告を受け、関連内容を点検したと、キム・ウネ広報首席が書面ブリーフィングで伝えた。尹大統領は同日夜にも韓首相に非常対策チームを稼動するように指示した。

金首席は「台風6号が進路を変え、今週韓半島に上陸するものと予想されることから、尹大統領はスカウト隊員の安全確保のため、昨日から関係長官らとプランBをめぐる論議に着手した」とし「コンティンジェンシープランとはスカウト隊員らの宿舎や残りの日程がソウルなど首都圏に移動する可能性があることを意味する」と説明した。


閉校式前日(11日)に開かれる予定のK-POPコンサートも、全州ワールドカップ(W杯)競技場からソウル上岩W杯競技場に移す案が有力だ。大統領室関係者は「国際大会を行ったことのある上岩ワールドカップ競技場にほぼ決まった」とし「K-POPコンサートで一生記憶に残るようなサプライズプログラムを準備している」と伝えた。最近、米国ビルボードアルバムチャートで1位を占めたガールズグループNewJeansが11日、K-POPコンサートに出演すると伝えられた。

全員撤収が決まったというニュースにセマングム現場の雰囲気は騒然としていた。スカウト隊員の間では「猛暑・虫のせいで大変だったが、むしろ良かった」という意見と「バラバラになれば『韓国観光』であって、それが友情を分かち合うジャンボリーなのか」と意見が分かれた。

スカウト隊員と国際サービスチーム員(IST)の一部は同日、直ちにキャンプ地内の自分のテントで荷造りを始めた。済州島(チェジュド)から参加した小学校5年生のホ・ジュンヒョクくん(11)は、「先生からソウルに行くと聞いた」とし、「ソウルがここより遊ぶことが多いようで、むしろ楽しい。これまで暑すぎて頭が痛くなるほどだった」と話した。オランダの女性隊員ジョアンさん(18)は、「様々な国の隊員たちと幸せな時間を過ごしたが、キャンプ地を移すなんて気分が良くない」と話した。

今回のジャンボリーは1日に「Draw your Dream」というテーマで開幕し、12日に閉幕する予定だ。開幕前から準備不良で議論が起きた。劣悪な環境のせいで温熱患者などが大勢発生し、ついに英国と米国は自国代表団を先週末セマングムから撤収させた。


<世界ジャンボリー>今度は台風…首都圏に移動して続ける(1)

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