いま韓国国民は路上でひっきりなしに振り返っている。突然防刃服を作るという企業の株価が上昇したりもした。
4日にソウル市内の職場に出勤するため江南(カンナム)駅を通ったキムさん(25)は「後頭部がひんやりする感じがしてたびたび振り返っている。いつどうなるかもわからないので名前は明らかにしたくない」と話した。この日京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)の野塔(ヤタプ)駅で会ったイムさんも「草食動物のようにきょろきょろ周りを警戒しながら仕事場に向かっている」と話した。その上で名前と年齢を尋ねる記者に「初めて会う人はもう信じることができませんが、そういうものをなぜ尋ねるのか」と指摘した。
韓国はいまフォビア(恐怖症)状態だ。先月21日のソウル・新林(シンリム)駅に続き3日には京畿道の書峴(ソヒョン)駅で通り魔事件が起きさまざまなソーシャルメディアに殺人予告が投稿されてだ。ニューヨーク・タイムズは書峴駅で事件が発生すると速報で伝えたえりもした。
4日に地下鉄水仁盆唐(スインプンダン)線の梧里(オリ)駅では警棒と盾を持った多くの警察官が行き来していた。梧里駅の7つの出入口にそれぞれ配置された彼らは2人1組で動きながら地下鉄を乗り降りする乗客を見回した。警察特攻隊8人、警察官機動隊23人、パトカー4人で組まれた重量級警察力だった。ソウル地下鉄2号線蚕室(チャムシル)駅でも警察官6人と地下鉄保安官6人が駅周辺を巡回パトロールしていた。周辺では消防署員7人がポンプ車、救急車とともに待機し万一の状況に備えた。警察関係者は「犯罪発生の可能性があるのでパトロールを継続している」と話した。
先月24日、仁川(インチョン)に住むイ容疑者(26)はあるインターネットコミュニティに「水曜日に新林駅で韓国人の女20人を殺す」という文と凶器購入内訳を撮った写真を投稿した。警察が作成者のネットのIPアドレスを追跡するとイ容疑者は自首した。イ容疑者は脅迫容疑で拘束されたが、その後も匿名の殺人予告文は続いた。イ容疑者が自首した日に「今夜新林一帯で女性1人を強姦し殺す予定」という文がオンラインコミュニティに投稿され、警察は1週間後に投稿者を逮捕した。新林駅事件後に殺人予告が最小27件確認されている。4日午前1時ごろには女性嫌悪性表現とともに「あす西面(ソミョン)駅で5時に凶器を持ってみんな刺しに行く」という文がオンラインに投稿され釜山(プサン)警察庁が捜査に着手した。
検証されていなかったり虚偽・誇張に近い文も混ざっている。だがすでに2度の通り魔事件を経験した市民の恐怖感は容易には静まらない。梧里駅で花屋を運営するチョンさん(37)は「殺人予告を見てスタッフが怖がり出勤できないと話した。店は開けたが毎日このように不安に震えなければならないというのが恐く途方に暮れている」と話した。ソウル・城北区(ソンブクク)のある大学で会ったキムさん(23)も「予告殺人地域ではないが、もしかするとわからない人の気配に鈍くなるかと思いいつもしていたイヤホンをはずして通っている。対人恐怖症だと考えても構わないが、名前は明らかにしたくない」と話した。キムさんはその上で友人からカカオトークで送られてきた犯行予告リストを見せてくれた。「8月4日きょう。書峴駅<追加>[男性20人殺人予告]、蚕室駅[午前]!注意!」等の内容があった。
過去にインターネットに投稿された殺人予告がいまになって話題になる点も問題だ。新林駅付近のマンションに住む会社員キムさん(31)は「年末の契約満了を控えて新林はひとまず離れるべきと心を決めた。ところが引っ越し先候補群のひとつだった城南で通り魔事件が起きどこも安全でないという思いに複雑でもどかしい」とため息をついた。
「リスト」に上がった地域の商人もため息をついた。ソウル・江南駅近くのある焼き肉店の店主は「私も知人がメッセンジャーで送ってきたリストを見たが、お客が集まる時間に集中しており当分商売は難しくないだろうか」と話した。ソウル・新林洞でマートを30年以上運営してきたキムさん(62)は「新林駅事件後に流動人口が明らかに減った。スンデ通り側は10日以上にお客が半分に減ったと泣きっ面だった」と伝えた。
通り魔事件に市民の恐怖感が大きくなり、4日に防刃服を作るウェルクロンの株価が22%急騰したりもした。防衛産業事業者のウェルクロンはこの日、「現在防刃服は生産していない」と明らかにした。
建国(コングク)大学警察学科のイ・ウンヒョク教授は「最近の相次ぐ通り魔事件と殺人予告は国民に、他人に対する不信を超えて恐怖と敵がい心まで育てさせる。国の動力を落とすまた別の社会不安要素としての位置を確立する前に大統領が主となり速く厳重な措置を取らなければならない」と診断した。
4日にソウル市内の職場に出勤するため江南(カンナム)駅を通ったキムさん(25)は「後頭部がひんやりする感じがしてたびたび振り返っている。いつどうなるかもわからないので名前は明らかにしたくない」と話した。この日京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)の野塔(ヤタプ)駅で会ったイムさんも「草食動物のようにきょろきょろ周りを警戒しながら仕事場に向かっている」と話した。その上で名前と年齢を尋ねる記者に「初めて会う人はもう信じることができませんが、そういうものをなぜ尋ねるのか」と指摘した。
韓国はいまフォビア(恐怖症)状態だ。先月21日のソウル・新林(シンリム)駅に続き3日には京畿道の書峴(ソヒョン)駅で通り魔事件が起きさまざまなソーシャルメディアに殺人予告が投稿されてだ。ニューヨーク・タイムズは書峴駅で事件が発生すると速報で伝えたえりもした。
4日に地下鉄水仁盆唐(スインプンダン)線の梧里(オリ)駅では警棒と盾を持った多くの警察官が行き来していた。梧里駅の7つの出入口にそれぞれ配置された彼らは2人1組で動きながら地下鉄を乗り降りする乗客を見回した。警察特攻隊8人、警察官機動隊23人、パトカー4人で組まれた重量級警察力だった。ソウル地下鉄2号線蚕室(チャムシル)駅でも警察官6人と地下鉄保安官6人が駅周辺を巡回パトロールしていた。周辺では消防署員7人がポンプ車、救急車とともに待機し万一の状況に備えた。警察関係者は「犯罪発生の可能性があるのでパトロールを継続している」と話した。
先月24日、仁川(インチョン)に住むイ容疑者(26)はあるインターネットコミュニティに「水曜日に新林駅で韓国人の女20人を殺す」という文と凶器購入内訳を撮った写真を投稿した。警察が作成者のネットのIPアドレスを追跡するとイ容疑者は自首した。イ容疑者は脅迫容疑で拘束されたが、その後も匿名の殺人予告文は続いた。イ容疑者が自首した日に「今夜新林一帯で女性1人を強姦し殺す予定」という文がオンラインコミュニティに投稿され、警察は1週間後に投稿者を逮捕した。新林駅事件後に殺人予告が最小27件確認されている。4日午前1時ごろには女性嫌悪性表現とともに「あす西面(ソミョン)駅で5時に凶器を持ってみんな刺しに行く」という文がオンラインに投稿され釜山(プサン)警察庁が捜査に着手した。
検証されていなかったり虚偽・誇張に近い文も混ざっている。だがすでに2度の通り魔事件を経験した市民の恐怖感は容易には静まらない。梧里駅で花屋を運営するチョンさん(37)は「殺人予告を見てスタッフが怖がり出勤できないと話した。店は開けたが毎日このように不安に震えなければならないというのが恐く途方に暮れている」と話した。ソウル・城北区(ソンブクク)のある大学で会ったキムさん(23)も「予告殺人地域ではないが、もしかするとわからない人の気配に鈍くなるかと思いいつもしていたイヤホンをはずして通っている。対人恐怖症だと考えても構わないが、名前は明らかにしたくない」と話した。キムさんはその上で友人からカカオトークで送られてきた犯行予告リストを見せてくれた。「8月4日きょう。書峴駅<追加>[男性20人殺人予告]、蚕室駅[午前]!注意!」等の内容があった。
過去にインターネットに投稿された殺人予告がいまになって話題になる点も問題だ。新林駅付近のマンションに住む会社員キムさん(31)は「年末の契約満了を控えて新林はひとまず離れるべきと心を決めた。ところが引っ越し先候補群のひとつだった城南で通り魔事件が起きどこも安全でないという思いに複雑でもどかしい」とため息をついた。
「リスト」に上がった地域の商人もため息をついた。ソウル・江南駅近くのある焼き肉店の店主は「私も知人がメッセンジャーで送ってきたリストを見たが、お客が集まる時間に集中しており当分商売は難しくないだろうか」と話した。ソウル・新林洞でマートを30年以上運営してきたキムさん(62)は「新林駅事件後に流動人口が明らかに減った。スンデ通り側は10日以上にお客が半分に減ったと泣きっ面だった」と伝えた。
通り魔事件に市民の恐怖感が大きくなり、4日に防刃服を作るウェルクロンの株価が22%急騰したりもした。防衛産業事業者のウェルクロンはこの日、「現在防刃服は生産していない」と明らかにした。
建国(コングク)大学警察学科のイ・ウンヒョク教授は「最近の相次ぐ通り魔事件と殺人予告は国民に、他人に対する不信を超えて恐怖と敵がい心まで育てさせる。国の動力を落とすまた別の社会不安要素としての位置を確立する前に大統領が主となり速く厳重な措置を取らなければならない」と診断した。
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