◆韓悳洙首相「女性家族部長官、最後まで現場管理を」

「大会を開催した世界スカウト連盟からはこうした猛暑の状況に関する釈明がなかった」（ロイター）と海外メディアまでが批判すると、韓悳洙（ハン・ドクス）首相は共同組織委員長の金賢淑（キム・ヒョンスク）女性家族部長官に「大会が終わるまで現場を管理して参加者の安全を確保してほしい」と指示した。李祥敏（イ・サンミン）行政安全部長官、方文圭（パン・ムンギュ）国務調整室長はこの日昼から現場で大会運営状況の点検に入った。

李基順（イ・ギスン）女性家族部次官は緊急ブリーフィングで「予測より梅雨が長く、猛暑も深刻になった。困難を感じる部分があれば申し訳なく思う」と謝罪した。組織委は営内の活動を減らす代わりに（営外）地域プログラムを拡大し、冷房施設および熱中症患者休息用の献血車両を追加で投入することにした。患者の追加発生に対応して軍医官３０人、看護師６０人を投入し、１５０病床を追加で設置する。またトイレ清掃人員２４０人を追加で投入して１時間ごとに清掃をし、害虫防除も強化する。


今回のジャンボリー大会は「韓国と全北の未来像を世界青少年に見せる」（宋河珍元全北知事）とし、全羅北道が２０１４年から招致を進めた。文在寅（ムン・ジェイン）政権当時の２０１７年８月に招致が決まった。世界１５８カ国から４万３２２５人が参加する過去最大規模だ。予算も当初の４９１億ウォンから９３８億ウォンに増えた。昨年１０月の女性家族部の国政監査で「猛暑や豪雨、害虫防疫、感染対策を点検しなければいけない」という指摘があったが、準備不足いう批判が続いている。


猛暑・やけど虫…リアル生存ゲームになった韓国スカウト大会（１）