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サムスン電子、ウェアラブルロボットを超えヒューマノイドを作る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

3月に京畿道一山のKINTEXで開かれた「2023ソウルモビリティショー」のメディアデー行事でテスラのブースにヒューマノイドロボット「テスラボット」が展示されている。キム・ジョンホ記者

サムスン電子が人のように二足歩行するヒューマノイド(人間型)ロボットの開発について本格的な検討を始めた。

2日の関連業界によると、サムスン電子は最近デバイス経験(DX)部門経営支援室企画チームを中心にロボット市場進出に向けた戦略作りに入った。テスラ、グーグル、マイクロソフトなどが開発中の人工知能(AI)を搭載したヒューマノイドロボット分野を狙ったと分析される。

これに伴い、ヘルスケア用ウェアラブルロボット発売日程も延期したと伝えられた。当初サムスン電子は初めての商業用ウェアラブルロボット「ボットフィット」を昨年下半期に発売する計画だった。その後試作品を生産したが製品の完成度を高めるという理由から実際の発売時期は何度も先送りされている。サムスン電子のハン・ジョンヒ副会長(DX部門長)は今年初めに米ラスベガスで開かれたCES2023でヘルスケアロボットを年内に発売すると明らかにしたがまだ発売時期は不透明な状況だ。


すでに試作品まで出した時点で中長期戦略を修正した背景には、AIヒューマノイドロボットの商用化の波がある。人の形を模したヒューマノイドロボットは物の運搬と整理から危険物処理、救助活動など一般ロボットに比べ用途と潜在力がはるかに大きいものと期待される。市場調査機関プレシデンス・リサーチは2032年ごろに人間型ロボット市場規模が286億6000万ドルまで大きくなると予想した。ビッグテック企業の動きも速くなっている。米電気自動車メーカーのテスラはすでにヒューマノイドロボット「オプティマス」の試作品を公開した。ロボットの身長は172センチメートルで人と似た姿だ。

これに対し単純サービスや歩行補助機能を持つロボット市場に先に参入するというサムスンの既存の戦略にも変化が避けられなくなった。財界関係者は「李在鎔(イ・ジェヨン)会長がテスラが開発中のヒューマノイドロボットに言及しながら、具体的な事業検討指示が下されたものと理解する」」と話した。



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