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ペンギン2000羽が大量死…ウルグアイ沿岸に押し寄せる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ペンギン [pixabay]

最近南米ウルグアイの沿岸にペンギン数千羽の死骸が漂着し同国政府が原因調査を始めた。

ウルグアイメディアが24日に報じたところによると、ウルグアイ環境当局は今月中旬の10日間に首都モンテビデオからロチャに至る南東部200キロメートルの海岸で2000羽以上のペンギンが死んでいるのが見つかったと明らかにした。

ウルグアイ環境省傘下の国立生物多様性・生態院は南東部海岸で見つかった死骸はマゼランペンギンだと説明した。




国立生態院は「この地域のマゼランペンギンはアルゼンチン南部パタゴニア地域に営巣した後、冬には気温が高いブラジル南部または中部に移動する習性を持つ。その後再び数千キロメートルを泳いで巣に戻るが、その中間にウルグアイがある」と話した。

南半球の気温が大きく下がる7~8月ごろにえさを求めて数十万羽が北側の海岸に移動するのが一般的ということだ。

ただ移動中にえさを適時に摂取できず栄養失調状態となり死ぬ個体数も少なくなく、海岸で見つかった死骸もやはり同じ事例であると当局はみている。

実際に今回確認された死骸もやはり脂肪層が大幅に少なくなった状態だったという。生態院側は先週大西洋で観測された強い嵐が生死の岐路に立ったペンギンに悪影響を及ぼしたとみている。

一部では鳥インフルエンザの懸念も提起されたが、鳥インフルエンザ感染をチェックした結果、死骸サンプルすべて陰性反応を見せたとウルグアイ国立生態院は付け加えた。

環境団体はペンギンだけでなく、魚、鳥、亀など5000頭に達する動物が最近死んでいるのが見つかったとし、これは違法操業により食物連鎖破壊の懸念が大きくなったものと主張した。

SOS海洋動物救助団のリチャード・テソレ団長は現地メディアとのインタビューで「動物たち、特にペンギンはほとんどがとてもやせた状態で死んでいたものと観察される。これはこの数年間に見られるもので、ペンギンのえさになる魚の乱獲と気候変動がその原因」と話した。

これに対してウルグアイ生態院の院長は「そうした要素がペンギンに問題を起こすことはあるが決定的原因とみてはならない。例えば単純に(ペンギンのえさである)イワシが乱獲で突然減ったという見方を裏付けるほどのデータを私たちは持っていない」と反論した。



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