韓日中3国は近隣国家ではあるが協力よりも葛藤関係であるほうが多い。国際社会の主な懸案に対する立場もそれぞれ異なる場合がある。時には韓日がひとつになって中国を追及することもあるが、その渦中でも対中交易のための協力基調を失わない。最近密着を強化する韓日も昨年初頭ですら関係破綻寸前まで進むほど深刻な葛藤を経ていた。
このような韓日米が3国首脳会議を推進している。議長国の韓国が口火を切ると日本が呼応し、最近では中国も積極性を示している。中国の王毅共産党中央政治局委員は14日のASEAN(東南アジア諸国連合)地域フォーラム(ARF)外相会議を契機に開かれた韓中および日中外相会談で韓日中首脳会議推進の必要性を強調した。
◇3国首脳会議「青信号」…次官協議を提案
まず韓中外相会談で両国は韓日中3国協力協議体を再活性化するために積極的に努力していくことで共感を得た。日中外相会談では王氏が韓日中次官協議の開催を提案したと共同通信が23日、報じた。通常3国首脳会議は次官協議と外相会議を経て最終的に決まる。その過程で副局長級実務協議を常時開催して議論議題の細部調整を行う。3国首脳会議は2019年12月を最後に4年間開かれていない。
王氏が3国次官協議を提案したのは年内に3国首脳会議を開催するための本格的な議論を始めようという意味に解釈することができる。実際、日中は22日に東京で局長級協議を開催して王氏が提案した3国次官協議問題について議論した。中国のこのような動きは、最近米国務長官・財務長官・気候変動特使など高官の相次ぐ訪中で米中関係が対話モードに転じたことに伴う後続措置ではないかとみられている。米国と関係管理がある程度本軌道にのれば、韓国および日本との関係改善がその後に続く可能性が高いためだ。
特に11月米国サンフランシスコで開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議では米国のバイデン大統領と中国の習近平国家主席の間の首脳会談が実現するのではないかとの見通しも出ている。中国の立場では11月の米中首脳会談を経て12月韓日中首脳会議が開催される場合、最近協力を強化させている韓日米の首脳と対面する日程を完成することができる。
◇韓日米の共助に負担大きくなる中国
現段階で韓日米共助は北朝鮮の核への対応に集中しているが、米国はこれを対中牽制(けんせい)に活用しようとする意図も隠さないでいる。
韓日が米国と歩調を合わせて対中包囲網を構成するシナリオが次第に現実化するに伴い、中国としては韓日中プラットフォームの戦略的価値が大きくなる構造だ。特に韓日米は多国間会議を契機に3国首脳が集まった前例から進んで、8月米国ワシントン近郊にある「キャンプ・デービッド」で3国首脳会議を開催する。韓日米首脳の今回の会談を契機に3国首脳会議が定例化するかもしれないという分析も出ている。
西江(ソガン)大学国際大学院のキム・ジェチョン教授は「中国の立場では米国との競争に加えて韓日米が一つになって『強対強』の局面が強化されることに対する負担が次第に大きくなっていて、それに伴うリスク管理が必要な状況」としながら「韓国・日本と二国間次元で対話と協力を強化するには契機が適さない反面、すでに形が整っている韓日中首脳会議を活用して軟性イシューを発掘して強対強の雰囲気を和らげる意図とみられる」と話した。
「中国も積極的」韓日中首脳、4年ぶりに集まることはできるか…3国の絡み合う思惑(2)
このような韓日米が3国首脳会議を推進している。議長国の韓国が口火を切ると日本が呼応し、最近では中国も積極性を示している。中国の王毅共産党中央政治局委員は14日のASEAN(東南アジア諸国連合)地域フォーラム(ARF)外相会議を契機に開かれた韓中および日中外相会談で韓日中首脳会議推進の必要性を強調した。
◇3国首脳会議「青信号」…次官協議を提案
まず韓中外相会談で両国は韓日中3国協力協議体を再活性化するために積極的に努力していくことで共感を得た。日中外相会談では王氏が韓日中次官協議の開催を提案したと共同通信が23日、報じた。通常3国首脳会議は次官協議と外相会議を経て最終的に決まる。その過程で副局長級実務協議を常時開催して議論議題の細部調整を行う。3国首脳会議は2019年12月を最後に4年間開かれていない。
王氏が3国次官協議を提案したのは年内に3国首脳会議を開催するための本格的な議論を始めようという意味に解釈することができる。実際、日中は22日に東京で局長級協議を開催して王氏が提案した3国次官協議問題について議論した。中国のこのような動きは、最近米国務長官・財務長官・気候変動特使など高官の相次ぐ訪中で米中関係が対話モードに転じたことに伴う後続措置ではないかとみられている。米国と関係管理がある程度本軌道にのれば、韓国および日本との関係改善がその後に続く可能性が高いためだ。
特に11月米国サンフランシスコで開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議では米国のバイデン大統領と中国の習近平国家主席の間の首脳会談が実現するのではないかとの見通しも出ている。中国の立場では11月の米中首脳会談を経て12月韓日中首脳会議が開催される場合、最近協力を強化させている韓日米の首脳と対面する日程を完成することができる。
◇韓日米の共助に負担大きくなる中国
現段階で韓日米共助は北朝鮮の核への対応に集中しているが、米国はこれを対中牽制(けんせい)に活用しようとする意図も隠さないでいる。
韓日が米国と歩調を合わせて対中包囲網を構成するシナリオが次第に現実化するに伴い、中国としては韓日中プラットフォームの戦略的価値が大きくなる構造だ。特に韓日米は多国間会議を契機に3国首脳が集まった前例から進んで、8月米国ワシントン近郊にある「キャンプ・デービッド」で3国首脳会議を開催する。韓日米首脳の今回の会談を契機に3国首脳会議が定例化するかもしれないという分析も出ている。
西江(ソガン)大学国際大学院のキム・ジェチョン教授は「中国の立場では米国との競争に加えて韓日米が一つになって『強対強』の局面が強化されることに対する負担が次第に大きくなっていて、それに伴うリスク管理が必要な状況」としながら「韓国・日本と二国間次元で対話と協力を強化するには契機が適さない反面、すでに形が整っている韓日中首脳会議を活用して軟性イシューを発掘して強対強の雰囲気を和らげる意図とみられる」と話した。
「中国も積極的」韓日中首脳、4年ぶりに集まることはできるか…3国の絡み合う思惑(2)
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